更新日: 2023.10.24 その他家計
ガソリン代は昨年と比べて1リットルあたり「約10円」増!? 今後も値上げされる? 節約のためエコ運転以外でできることはあるの?
車にかかる金額を抑えたいならマイカーにこだわらず、カーシェアやレンタカー、タクシーなどを積極的に活用すべきといった意見もあります。確かに所有にこだわらず、必要なときに必要な時間だけ利用するのは節約するうえでは非常に重要な考え方です。
一方で地方在住だと公共交通機関が都心ほど充実しておらず、日常的な交通手段として車は手放せないケースも少なくありません。
本記事では、ガソリン代は今後も値上げされるのか、節約のためエコ運転以外にできることはあるのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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昨年と比べて約「10円」増!
経済産業省の資源エネルギー庁の給油所小売価格調査によると、2023年10月10日時点の店頭小売価格(全国平均)はレギュラーガソリンが1リットルあたり176.9円、軽油は156.6円となっています。
直近ではやや下落傾向でしたが、2022年10月11日時点ではレギュラーガソリンが168.7円、軽油は148.7円となっており、1年前に比べるとそれぞれ8円ほど価格が高騰していることが分かります。
今後も値上げされる?
中東諸国・ウクライナ各情勢などの影響による原油価格の上昇、円安による輸入コスト上昇などが影響してガソリン代が高くなっていると思われますが、今後も値上げは続くのでしょうか。
政府は2022年1月にガソリン補助を導入し、石油元売り会社・輸入業者に補助金を支給して店頭価格の上昇を抑え込んでいますが、2024年4月以降の継続も視野に対応の検討が進んでいるとみられます。
ガソリン補助金によって今後もしばらく価格高騰を防止できたとしても、以前に比べて全体的に高く家計への負担が大きい状況が続くものと思われます。
エコ運転以外でできる節約
ガソリン代の節約では急発進や急停車を避ける、減速時はアクセルを早めに離す、アイドリングストップでガソリンの消費を抑える、最短ルートで目的地を目指すなど「エコ運転」が推奨されることも少なくありません。
もちろん燃費を抑えられる運転を目指すことは、事故防止にもつながるので非常に重要です。その一方で、運転スキルは人それぞれで毎回エコ運転を心がけるのは難しいこともあるかもしれません。エコ運転を意識するあまり前方等への注意力が散漫になり、事故リスクが上がっては本末転倒です。
そのためエコ運転以外の節約も意識して無理のないコスト削減をおすすめします。具体的には、タイヤの空気圧やエンジンオイルの状況を確認し、荷物の積みすぎに注意しましょう。
例えば、エアコンや空気清浄機を使用する際も、定期的にフィルターの掃除を行う必要があります。全く掃除をせずホコリがたまったままの状態で使用すると故障の原因になるだけでなく、稼働に負担がかかり、かえって電気代がかかってしまいます。
車も同様にタイヤやエンジンオイルの整備を行わないまま走行を続けると、大きな負荷がかかってガソリンの消費につながるだけでなく、故障リスクが上がってしまうので要注意です。
車体が重くなると、動かすためにより大きなエネルギーが必要です。荷物の積みすぎに注意し、不要なものがあれば車から降ろしましょう。
まとめ
本記事では、以前と比べて値上がりしたガソリン代は今後どうなるのか、節約のためエコ運転以外でできることはあるのか解説しました。法律で定められた定期的な車検などを受けることはもちろん大切ですが、効果的に節約をするためにも自主的にこまめに車の状態を確認し、必要に応じて整備することをおすすめします。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー