更新日: 2023.10.22 その他家計
牛乳を配達してもらうのとスーパーで購入するのはどちらがお得? 毎日飲む場合で考えてみた
本記事では、牛乳の宅配サービスを利用する際の費用と、スーパーやコンビニで購入する際の目安金額を紹介するとともに、それぞれの方法で購入する場合の魅力や向いている方を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
牛乳を配達してもらう場合の費用
実は、多くのメーカーが牛乳の宅配サービスを実施しています。配達される牛乳のサイズは基本的に180〜200ミリリットルの飲みきりサイズです。それを踏まえて、図表1で明治の4つの宅配サービスで想定される月額料金を紹介します。
【図表1】
サービス名 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
明治の宅配サービス | 月額約3800~4900円 | 週7本(月30本)想定 |
牛乳配達.com | 月額約3500~4000円 | 1日1本、週に7本想定 |
いしばしミルクの宅配サービス | 月額約3700~4300円 | 週7本(月30本)想定 |
明治千葉宅配センター | 月額約3700~4200円 | 週7本(月30本)想定 |
各社ホームページより筆者作成
明治では、多くの宅配サービスが月額3500〜5000円の間で実施していると分かります。
牛乳の宅配サービスを利用する魅力
牛乳の宅配サービスを利用すれば、買い物に行かずとも自宅にいるだけで牛乳を購入できます。スーパーやコンビニが遠く重たい牛乳を持ち帰るのが大変、足を痛めてしばらく外出できないなど、買い物に行くのが難しい事情がある方におすすめのサービスです。
また、配達される牛乳は万全な衛生管理下で生産されているため、いつも新鮮でおいしい牛乳が飲めます。また、飲みきりサイズの瓶を使用しているため、牛乳パックの独特な匂いも気にならず、牛乳本来の味わいを楽しめるでしょう。
なお、配達される牛乳には、スーパーやコンビニなどの小売店で売られている牛乳と比べて、カルシウムや鉄分が多く含まれているなど栄養面が強化された商品が多くあります。特に子どもやご年配の方など、健康を重視したいという方にはおすすめです。
牛乳は、専用の箱で受け取りをします。箱は保冷仕様になっており、夏でも痛む心配はありません。また、回収された瓶は洗浄殺菌したうえで再利用しているため、環境にも配慮した宅配サービスです。
牛乳をスーパーで購入する場合の費用
総務省統計局の「小売物価統計調査(2023年9月)」によると、牛乳1リットルあたりの価格は「257円」です。牛乳はスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどさまざまな場所で販売されているため、手軽に購入できます。また、配達に比べると費用も安いため、毎日飲んでいて消費量が多い方はスーパーでの購入がおすすめです。
牛乳をスーパーで購入するのが向いている方
コンビニやスーパーが徒歩数分以内にあるなど、すぐ買い物に行ける方は、宅配サービスよりもスーパーで牛乳を購入するほうがお得に飲めます。また、多くの牛乳は1リットルの紙パックで販売されているため、毎日たくさん飲みたい方もスーパーで大容量サイズの購入がおすすめです。
また、スーパーで売られている牛乳は1種類だけではなく数種類あるケースも多くあります。自分の好みに合わせて選べるため、複数商品を試してみたい方や味にこだわりたい方もスーパーでの購入が向いています。
牛乳の購入方法はライフスタイルに合わせて選ぼう
牛乳の配達サービスを利用する場合とスーパーで購入する場合とでは、スーパーで購入するほうが費用は抑えられるでしょう。
しかし、外出がしにくい状況の方や重たい荷物を持って長時間歩くのが大変な方、毎日たくさん飲むわけではないため飲みきりサイズで置いておきたい、栄養面を気にするなどの場合は、配達サービスも視野に入れるとよいでしょう。
自分のライフスタイルを振り返って、利用しやすい方法で選びましょう。
出典
総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) 2023年9月
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー