更新日: 2023.10.20 その他家計

「社食」は本当にお得なのか?「手作り弁当」と比較して、一ヶ月間にかかるお金はどれくらい違う?

「社食」は本当にお得なのか?「手作り弁当」と比較して、一ヶ月間にかかるお金はどれくらい違う?
社食と手作り弁当はコンビニや外食に比べて経済的ですが、どちらのほうが費用を抑えられるのでしょうか。
 
今回は社食と手作り弁当の1ヶ月にかかる費用と、それぞれのメリットを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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社食を1ヶ月利用するとどれくらいかかる?

産労総合研究所が行った「多機能化する社員食堂の実態に関する調査」によると、社員食堂の昼食の単価は300円~500円ほどです。今回は中間の値を取り、400円の社食を1ヶ月利用するとどれくらいかかるか計算しました。1ヶ月に20日働く場合の金額を算出しています。
 
400円(社食代)×20日(出勤数)=8000円/日(合計金額)
 
結果、社食を1ヶ月利用すると約8000円かかる計算です。
 

社食のメリット

ここからは社食のメリットを3つ紹介します。
 
1つ目のメリットは、コンビニの弁当やレストランよりも安く利用できることです。社食が安い理由は、社食の何割かを会社が負担しているためであり、会社側には社食が安いとアピールすることで人材の確保と定着の狙いがあります。
 
2つ目は、社食を利用すれば外へ昼食を買いに行くことや食べに行く必要がないため、時間の節約が可能になる点です。余った時間を有意義に活用できます。
 
3つ目は、他の社員と一緒に利用することでコミュニケーションを取れるようになることです。同じ社員同士でコミュニケーションを取ることで仕事を円滑にすることや、新入社員同士が仲良くなるために利用するといったメリットがあります。
 

手作り弁当を1ヶ月持っていくとどれくらいかかる?

手作り弁当を作って持っていった場合は1ヶ月にどれくらいかかるのか計算してみました。株式会社ニチレイフーズが行った調査によると、手作り弁当1食の平均は約231円です。
 
231円(弁当代)×20日(出勤数)=4620円/日(合計金額)
 
計算の結果、手作り弁当だと1ヶ月で4620円かかる計算ですので、社食の6割ほどの価格で済ませられます。そのため、手作り弁当は経済的といえるでしょう。
 

手作り弁当のメリット

ここからは手作り弁当のメリットを2つ紹介します。
 
1つ目のメリットは費用を抑えられることです。社食はコンビニ弁当などよりも安く済ませられますが、手作り弁当は社食よりもさらに費用を抑えられます。工夫すれば、社食の半分ほどの値段で昼食を食べられるでしょう。
 
2つ目は自分の食べたいもので作れることです。社食だとメニューに好みでないものが使われている場合もありますが、手作り弁当ではそういった心配はありません。また、ダイエット中でもヘルシーな食事にすることや、量を自分の好みに合わせるなど柔軟な対応ができます。
 

まとめ

調査の結果、手作り弁当のほうが社食よりも安く済むことが分かりました。
 
ただ、社食にも手作り弁当にはないメリットがあるため、料金面だけではなくさまざまな点から考えて、自分に合った方法を選択することが大切です。
 

出典

産労総合研究所 多機能化する社員食堂の実態に関する調査
株式会社ニチレイフーズ お弁当事情に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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