更新日: 2023.10.18 働き方

「体調不良が多いから」と昇進できませんでした。試験は問題なかったはずなのに、理不尽ではないですか?

「体調不良が多いから」と昇進できませんでした。試験は問題なかったはずなのに、理不尽ではないですか?
仕事上の評価の1つとして、昇進試験を目標にする人もいるのではないでしょうか。一般的に、昇進試験では筆記試験や面接などが行われます。自己評価では満足できるものだったにもかかわらず、試験に落ちてしまったというケースもあるでしょう。
 
ただ、その理由が筆記テストや面接が原因ではなかった場合、なかなか納得できないときもあるかもしれません。本記事では、昇進試験に注目して解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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適性検査や人事考課に問題がある可能性

昇進試験では「適性検査」「面接」「小論文」「人事評価・人事考課」「語学試験」といった試験が行われます。ただ、語学試験は企業によっては、必ずしも行われるわけではありません。
 

・適性検査でチェックされること

筆記試験や小論文などがうまくできていた場合、昇進試験に落ちる原因として適性検査が考えられます。適性検査でチェックされることは業務を遂行する能力、性格、キャリアに関する考え方や指向などです。例えば、性格適性検査ではメンタル面、モチベーション、行動面といった部分がチェックされます。
 

・人事考課でチェックされる内容とは

人事考課でチェックされることは「成績」「意欲や態度」「能力」などがあります。「成績」は仕事をこなす速さやクオリティ、量などを客観的に評価するものです。「意欲や態度」は、仕事に対する意欲や態度をチェックするもので、上司、同僚、部下といったさまざまな人からの評価から判断します。
 
「能力」はスキルや知識、経験など本人が身につけている能力を総合的に判断するものです。体調不良の多さで昇進試験に落ちたのであれば、このなかで意欲や態度面に問題があると判断された可能性があります。そのため、体調不良の多さが原因で昇進試験に受からなかったのは会社としてきちんと評価した結果であり、理不尽とはいえないでしょう。
 

まずは普段から体調管理に気を配ることが重要

体調不良は仕方のないことではありますが、昇進試験に受からなかった原因だとわかっているなら、その面を可能な限り改善することが重要です。
 

・昇進しても体調不良で仕事に影響する可能性がある

体調が悪くなるのは、仕方ないといえば仕方ないことです。ただ、万全の体制で仕事をこなすためには、日常から健康面に気をつけておく必要があります。上の立場になるほど責任が重くなるため、体調不良が多いのは良いこととはいえません。
 
また、ほかのメンバーをまとめる立場でもあります。自分の体調のことで精いっぱいのときは、視野が狭くなってしまいがちです。人によっては体調次第で機嫌の良しあしが変わったり、業務に影響が出たりする場合もあるでしょう。上司という立場になったとき、そういった状態では部下を引っ張っていくのは困難です。
 

・健康面を改善しながら自分磨きをする

次の昇進試験に受かることを目指して、まずは健康面を改善しましょう。例えば、体調不良の原因が持病であれば治療をきちんとする、ストレスが原因であればストレス解消できる方法を探すといった対策ができます。それと並行して、昇進するための要件とされるリーダーシップや問題解決能力、マネジメント力などを磨きましょう。
 

体調管理と自分磨きで次の昇進試験を目指す

昇進試験で体調不良の日が多いことが受からなかった原因といわれたのであれば、その面を改善しましょう。昇進して上司という立場になったとき、体調不良では業務に影響が出たり、部下をうまくまとめられなかったりする可能性があります。
 
健康状態と精神面は互いに影響を受けやすいので、仕事をこなすためにも健康改善は必須です。無理のない程度に体調管理をしながら、リーダーシップ能力、問題解決力など自分磨きをしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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