更新日: 2023.10.16 貯金

「懸賞付き」「宝くじ付き」の定期預金は本当にお得? デメリットはありますか?

「懸賞付き」「宝くじ付き」の定期預金は本当にお得? デメリットはありますか?
宝くじに興味があるけれど、お金を出して購入したくないという方は、宝くじ付きや懸賞付きの定期預金を検討してみてはいかがでしょうか。
 
これらの方法ならば、金融機関へお金を預けるだけで宝くじがもらえます。高額当選をすれば億万長者になれるという夢がありますが、本当にお得なのだろうかと気になる方もいることでしょう。
 
本記事では、宝くじ付きや懸賞付き定期預金の概要、メリット、デメリットを紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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宝くじ付きや懸賞付き定期預金の仕組み

宝くじ付きや懸賞付き定期預金は文字どおり、宝くじ、現金やプレゼントなどの抽選権がもらえる定期預金制度のことです。
 
定期預金なので、一口100万円や300万円といったように、まとまった金額を一定期間を預けておかなければなりません。預ける金額や期間に応じて、宝くじや抽選権がもらえるうえに、利息も受けとれます。
 
もしも宝くじや懸賞金が当たった場合は、普通預金口座へ自動的に振り込まれる仕組みです。
 

メリット

宝くじ付きや懸賞付き定期預金のメリットは、次の通りです。
 

高額当選の夢を持ちながら貯金ができる

メリットは、元手をかけずに高額当選の夢が持てることです。金融機関に一定額のお金を預け入れるだけで宝くじがもらえますので、自分でお金を払って購入する必要はありません。
 
定期預金口座から、宝くじの購入額が差し引かれることもありませんので安心といえるでしょう。当選を期待しつつ、貯金もしたいという方にはメリットがある預金制度です。
 

連番で10枚もらえる場合は高利回りになる

通常の定期預金の金利よりも、利回りがよくなる可能性があることもメリットです。宝くじを連番で10枚もらえる定期預金ならば、末等300円が1枚は当たるといえます。一方、多くの金融機関での定期預金の金利は、0.002%が相場です。
 
たとえば、300万円を定期預金で預けた場合の税引き前利息は、60円にしかなりません。少なくとも300円が当たる可能性が高い宝くじ付き定期預金のほうが、通常の定期預金よりも高利回りだといえるでしょう。
 

購入や換金の手間がかからない

宝くじを手に入れるためには、取り扱い店へ出向いたり、当選番号を確認したりなどの手間がかかります。もしも当選した場合には換金の手続きも自分でしなくてはなりません。その点において、定期預金ならば、自分の預金口座へ自動で宝くじが付与されます。
 
さらに当選した場合も自分の口座に振り込まれるため、面倒な手間がかかりません。購入した宝くじをなくす心配がないこともメリットです。
 

デメリット

宝くじ付きや懸賞付き定期預金のデメリットは、次の通りです。
 

まとまったお金が必要

宝くじ付きや懸賞付き定期預金口座を開設するためには、最低100万円以上のお金が必要な金融機関がほとんどです。定期預金ですので、一定期間はお金を預けておかなくてはなりません。数年間、使わない予定のお金を持っている方でないと利用できないのがデメリットです。
 

口座を解約すると当選金が受けとれなくなる

宝くじ付きや懸賞付き定期預金を利用する場合は、解約のタイミングに気をつけなくてはなりません。当選金が振り込まれる前に口座を解約すると、当選金が受け取れなくなってしまう可能性があります。
 

金利が低い

通常の定期預金よりも、金利が低くなる可能性があることもデメリットです。宝くじ付きや懸賞付き定期預金を検討されている方は、金利をよく比較しておいた方がよいでしょう。入出金手数料がかかる場合があることにも、注意が必要です。
 

将来的に廃止になる可能性がある

宝くじ付きや懸賞付き定期預金を取り扱いをしている金融機関が少ないこともデメリットです。選択肢が少ないので、希望の金融機関を選べないこともあるでしょう。中には、宝くじ付き定期預金を廃止するという金融機関もあります。将来的に利用できなくなる可能性も考えておいたほうがよいでしょう。
 

夢をたくせるのが魅力! ただし金利や解約のタイミングに注意が必要!

宝くじ付きや懸賞付き定期預金は、高額当選するかもしれないという夢があるのが魅力です。自分でお金を払って宝くじを購入したり、当選番号の確認や換金の手間もかかりません。
 
ただ、宝くじ付きや懸賞付き定期預金口座を開設するためには、100万円単位でのまとまった額が必要です。しばらく使わないお金があるという方は検討してみるのも手です。その際には、金利や解約のタイミングに注意しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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