近所のドラッグストアで500ml「68円」の水を発見！ それでも「水筒」や「マイボトル」のほうがコスパは良い？ 洗浄の水道代も踏まえて検証！

喉が渇くたびに自動販売機で飲み物を買っていると、月に数千円もの出費となり家計を圧迫します。節約のために、自宅から水筒やマイボトルを持参している人も多いのではないでしょうか。
 
しかし、ドラッグストアなどでは水が安く販売されていることがあり、水筒やマイボトルの方が本当に節約になるのか気になるところです。今回は、水筒やマイボトルの持参が本当に安上がりなのかを解説します。

ペットボトル水の費用

自動販売機で購入する場合、500ミリリットル入りのペットボトル水の価格は110円（税込）程度です。例えば、月に22日出勤して職場の自動販売機で1日1本の水を購入すると、1ヶ月あたりの費用は110円×22日＝2420円となります。
 
一方、近所のドラッグストアやスーパーマーケットで、同様のペットボトル水が1本あたり68円（税込）ほどで売られていることがあります。このペットボトル水を購入する場合、1ヶ月あたりの費用は68円×22日＝1496円となり、自動販売機に比べると1000円近く節約することができます。
 
自動販売機やコンビニは利用せず、できるだけ安いペットボトル水を購入することで大幅な節約が可能です。
 

水筒やマイボトルの費用

水筒やマイボトルに500ミリリットルの水道水を入れて持参した場合は、かかる水道代の目安は0.12円となります。水道代は地域や使用量によって異なりますが、東京水道局の公式ホームページを参考に1リットルあたりの単価を0.24円として計算しました。1ヶ月あたりの費用は0.12円×22日＝2.64円となり、ドラッグストアでどんなに安いペットボトル水を購入したとしてもコスパ面ではかないません。
 
ただし、水道水をそのまま飲むことには抵抗がある人もいるかもしれません。自宅にウォーターサーバーを設置している場合は、ウォーターサーバーの水を使用したほうが美味しく飲めるでしょう。
 
某大手ウォーターサーバーの水代は、24リットルで3974円（税込）です。1リットルあたりの価格は約165.6円となるため、水筒やマイボトルに500ミリリットルのウォーターサーバー水を入れて持っていく場合の費用は約82.8円（税込）となります。1ヶ月あたりの費用は82.8円×22日＝約1821.6円です。
 
ウォーターサーバー水を利用する場合は割高となるため、ドラッグストアで68円の水を買ったほうが安く済みます。
 

水筒やマイボトルを洗う水道代は？

ペットボトル水は飲み終わったらそのまま捨てることができる一方で、水筒やマイボトルは毎回洗わなくてはなりません。水筒やマイボトルを洗う際には、当然水道代がかかってきます。
 
東京水道局によると、食器洗いのために水を5分間流しっぱなしにした場合の水道使用量は約60リットルとしています。水筒を洗うために水を1分間流しっぱなしにすると仮定すると、必要な水道水は12リットルです。1リットルあたりの単価を0.24円とすると、水筒を洗う際に必要な水道代は約2.88円となります。
 
水筒やマイボトルに水道水を入れる場合、洗う際の水道代をプラスしてもコストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
 

費用以外の要素も考慮しよう

ドラッグストアやスーパーマーケットでは水が激安で販売されていることがありますが、水道水を水筒やマイボトルに入れて持参するほうが安上がりです。
 
ただし、水筒などは毎回洗う必要があるため、面倒に感じる人もいるでしょう。また、こまめにお手入れをしないと衛生面も気になります。費用以外の要素も考慮して、ペットボトル水を購入するか、水筒を持参するかを検討してみてください。
 

出典

東京都水道局 水の上手な使い方
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー