更新日: 2023.10.10 家計の見直し
1人暮らしなら「シャワー」のほうがやっぱりお得? 水道代をおさえるポイント5選
この記事では、本当にシャワーのほうがお得なのか、いくらくらい違うのか、水道代をおさえるポイントとあわせて紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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シャワーとお風呂、水道代はいくら?
1人暮らしの人がシャワーですませた場合とお風呂を沸かした場合、それぞれシミュレーションしてみましょう。
資源エネルギー庁によれば、標準的な水の使用量は以下のとおりです。
●シャワー:1分あたり12L
●お風呂:浴槽1杯あたり180L~200L
東京都水道局の報告によると、水1Lあたりの単価を0.24円とすると、シャワー1分で2.88円、5分で14.4円、15分(お風呂1杯と同程度)で43.2円かかる計算です。
使う水の量は「15~17分間のシャワー」と「お風呂1回分」が同等程度となります。お風呂を沸かさないことでシャワーの時間が15~17分延びるのであれば、シャワーのほうが水道代がかさむことになります。
冬の寒い時期などシャワーの時間が長くなりそうな場合は、お風呂を沸かしたほうがお得かもしれません。ただそれ以外の場合はシャワーのほうがお得といえそうです。
シャワーとお風呂で節水する方法5選
水道代をおさえたいなら、水を使う量を減らす「節水」が1番の対策です。シャワーやお風呂で節水する方法は、たとえば以下のとおりです。
●水を出しっぱなしにせず適切に止める
●節水効果があるシャワーヘッドや節水コマを使う
●お風呂の残り湯を洗濯などに再利用する
●お湯が出はじめるまでに出てくる冷水も、ためておいて再利用する
●お風呂を沸かすときは湯量を少なめにする
節水コマとは蛇口に取りつける節水用の器具のことで、地域の水道局で無料配布をしている場合もあります。ただし取りつけられないタイプの蛇口もあります。
水1Lあたり0.24円、シャワー1分あたり2.88円というと、気にするまでもない、微細な金額に感じるかもしれません。
しかし、資源エネルギー庁の試算によると、シャワー(45℃のお湯)を流す時間を1分短縮するだけで年間1140円の水道代が節約できます。お風呂やシャワーには給湯器のガス代も必要なため、その分も合わせると年間、約3210円の差になります。
まさに「ちりも積もれば山となる」といえるでしょう。お風呂やシャワーの費用をおさえたいなら日々、コツコツと「不必要に水を出さない」「出した水は最大限活用する」を徹底しましょう。
まとめ
1人暮らしの場合、基本的にはシャワーのほうがお得になることが多いといえます。ただし、お風呂を沸かさないことでシャワーの時間が15~17分程度延びるようであれば、お風呂を沸かしたほうがお得です。
水をこまめに止める、節水コマや節水シャワーヘッドを利用するなど、小さな工夫を重ねることが節水や節約につながります。簡単にできそうなことから少しずつとり入れてみましょう。
出典
資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
東京都水道局 節水について
東京都水道局 節水について よくある質問 節水について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー