更新日: 2023.10.07 その他家計
「ガスコンロ」or「電子レンジ」野菜の下ごしらえはどちらを使用したほうが光熱費は安い?
そこで今回は、野菜の下ごしらえをする際に、ガスコンロでお湯を沸かしてゆでる調理法と、電子レンジで火を通す調理法のどちらがお得かについて比較しました。家事の手間を減らしつつ、節約もしたい人はぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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野菜の下ごしらえではガスコンロと電子レンジどちらがお得?
野菜の下ごしらえをする際に「ガスコンロ」と「電子レンジ」のどちらで調理する方が、光熱費が安く済むのか見てみましょう。
経済産業省の「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」によると、それぞれの野菜の下ごしらえにかかる光熱費は表1のとおりです。
表1 ※1回の下ごしらえにかかる費用
ガスコンロ (ガス代) |
電子レンジ (電気代) |
差額 | |
---|---|---|---|
ほうれん草やキャベツなどの葉菜 | 約3.75円 | 約1.14円 | 2.61円 |
ブロッコリーやかぼちゃなどの果菜 | 約4.08円 | 約1.31円 | 2.77円 |
ジャガイモや里芋などの根菜 | 約4.28円 | 約1.89円 | 2.39円 |
※経済産業省「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」をもとに筆者作成
表1より電子レンジで下ごしらえをした方が、ガスコンロと比較して光熱費が安く抑えられることが分かります。また金額の差は約2.5円であり、年間で約900円ほどの節約につながります。料理の頻度が増えるほど、節約できる金額も大きくなるでしょう。
電子レンジで調理するメリット
野菜の下ごしらえに電子レンジを使用することで、光熱費を節約できることが分かりました。さらに電子レンジを使用して野菜を調理する方法には、以下のようなメリットもあります。
・野菜に含まれる栄養素が失われにくい
・調理の時短につながる
・調理器具などの洗い物が減る
・煮崩れしにくい
野菜に含まれる、ビタミンなどの栄養素のなかには、水に溶けやすい種類もあります。そのため、お湯で野菜を長時間ゆでることで、栄養素が失われてしまうことがあります。
しかし電子レンジを使用すれば、お湯を使用しなくて済むため、栄養素が失われにくくなります。
ほかにも、お湯を沸かす時間を短縮できたり、鍋などの大きな調理器具を洗う手間がなくなったりすることもメリットといえるでしょう。
特に火が通りにくい食材は、電子レンジを使ってあらかじめ加熱しておくことで、調理にかかる時間も短くなります。さらに、長時間煮ることで煮崩れを起こしやすい食材も、電子レンジを使用すれば状態がきれいなまま食べられます。
電子レンジで野菜の下ごしらえをする際のポイント
電子レンジで野菜の下ごしらえを成功させるには、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
・食材の大きさをそろえる
・加熱の途中で野菜を混ぜたり裏返したりする
・野菜を洗ったあとの水気をそのまま残しておく
・アクの強い野菜は、加熱後に水にさらす
電子レンジでは加熱ムラができやすいため、大きさを均一にして途中で混ぜることで、満遍なく加熱できます。電子レンジの熱で、乾燥したり焦げたりしやすい食材は、水を加えるのがポイントです。
調理に電子レンジを使って時間と光熱費を節約しよう
今回は、野菜の下ごしらえに「ガスコンロ」と「電子レンジ」を使用した場合の、光熱費を比較しました。比較した結果、ガスコンロを使うよりも電子レンジのほうが節約できることが分かりました。電子レンジを活用することで、光熱費の節約だけでなく、家事の手間も省けるうえ調理の時短にもつながります。
ガスコンロと電子レンジをうまく使い分けながら、効率よく料理をしましょう。
出典
経済産業省 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー