更新日: 2023.10.07 働き方

「たばこ休憩」に対抗すべく「急須でお茶休憩」をしてみた!時間と回数、同じくらいとってもいいですよね?

「たばこ休憩」に対抗すべく「急須でお茶休憩」をしてみた!時間と回数、同じくらいとってもいいですよね?
喫煙者の場合、勤務時間内にたばこ休憩を取ることがあるでしょう。一方で、非喫煙者から「お菓子休憩やお茶休憩をとり入れたい」という声があがることもあります。なかには、公平性のためにも、お茶休憩をとり入れたほうがよいとする管理職の方もいらっしゃいます。
 
しかし「急須できちんとお茶をいれて休憩したい」という要望があった場合は、たばこ休憩よりも長時間となるため、許可してもよいものかが悩ましいところです。
 
今回は、急須でお茶をいれて休憩する場合にかかる時間と、たばこ休憩の平均時間についてと、その間に発生する給料について、ご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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お茶休憩とたばこ休憩にかかる時間

お茶休憩として、急須でお茶をいれた場合にかかる時間の目安は、以下のとおりです。おおむね15分程度で、仕事へ戻れる計算です。
 

<急須でお茶を飲むのにかかる時間>

●ケトルで湯を沸かす時間……1分
●茶葉の蒸らし時間……1分
●飲む時間……10分
●片づけ……1分

 
一方、たばこ休憩にかける時間は、人によってさまざまですが、「マイナビ学生の窓口」によるアンケート調査では、1回平均15分、1日平均5回という結果でした。
 
1回の休憩にかかる時間は、たばことお茶で同じ程度です。つまり、非喫煙者と喫煙者で同様に休憩を取るならば、平均5回程度までは、お茶休憩ができる計算になります。
 

平均回数分の休憩を取ったら時給いくら分になる?

15分の休憩を5回取った場合、合計で75分になります。東京都の最低賃金(2023年10月1日以降適用)1113円で計算するならば、毎日約1391円分を、休憩に充てている計算になります。
 

試算をもとに話し合いが必要

たばこ休憩には、合計すると1日に1時間以上の時間が費やされています。
 
非喫煙者からすれば不公平感があり、「自分たちもまとまった時間、お茶休憩を取ってもよいはずだ」と考えるでしょう。
 
しかし喫煙者からは「喫煙時間で頭をすっきりさせているのだから、禁止されると効率が落ちてしまう」「話し合いの場になっているので、たばこ休憩は欠かせない」といった意見もあります。
 
企業の立場なら、支払っている給与に休憩している時間も含まれているため、歓迎はできません。
 
たばこ休憩時間分の賃金の額を参考に、回数制限を設けたり、時間制限を設けたりして、各職場での落としどころを見つける必要があるでしょう。
 

喫煙者・非喫煙者の双方が気持ちよく働ける職場づくりを

非喫煙者からの「喫煙者だけ何回もたばこ休憩へ行くのは納得できない」という声を多く聞くようになりました。職場で話し合い、お互いが納得できる休憩の取り方を見つけましょう。
 

出典

株式会社マイナビ マイナビ学生の窓口 タバコ休憩に関するアンケート調査(livedoor News)

厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧 令和5年度地域別最低賃金改定状況」

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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