更新日: 2023.10.06 貯金

独身ですが貯金は少ないです。いくらあれば「人並み」になれるでしょうか?

独身ですが貯金は少ないです。いくらあれば「人並み」になれるでしょうか?
独身で給料を自由に使える生活も楽しいけれど、将来的なことを考えて貯金の必要性を感じている人もいるのではないでしょうか。また、貯金をするにしてもどのくらい貯めれば「人並み」になれるのかを把握していない人もいることでしょう。
 
本記事では、単身世帯別の金融資産保有状況をはじめ、人並みに貯金を増やす方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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単身世帯別の金融資産保有状況

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(単身世帯調査)によると、単身世帯別の金融資産保有状況は以下のとおりです。

・預貯金:370万円
・保険:147万円
・有価証券:314万円
・その他の金融商品:40万円
・総金融資産:871万円

あくまでも平均にしかすぎませんが、人並みとされる金額まで貯金を増やしたい場合は平均である370万円程度を目安にしておくと良いでしょう。
 
しかし、金融商品を「いずれも保有していない」と回答した世帯の比率は、2022年は4.9%で2021年の3.8%からさらに増加しています。
 

「人並み」に貯金を増やす方法とは?

人並みに貯金を増やしたいけれど、具体的にどうすればよいか分からない人は以下の方法をとり入れてみてください。

・支出を見直して節約する
・収入を増やす
・先取り貯金をする
・iDeCoやつみたてNISAを活用する

いずれの方法も決して複雑ではなく、今すぐに始められます。自分に合った適切な方法にて、貯金を増やしていきましょう。
 

支出を見直して節約する

毎月の支出を確認して、むだなお金はないか、節約できそうなお金はないかの見直しを行ってみてください。支出をおさえて手元に残せたお金を貯金に回せば、家計の負担も少ないでしょう。
 
なお、毎月の収入と支出を管理するために、家計簿アプリなどを活用するのも効果的です。自分のお金の中身が見えてくるので、節約のポイントを発見できます。
 

収入を増やす

収入を増やすことは貯金を増やすために効果的な方法です。「現在の収入だけでは貯金をする余裕がない」という人でも、収入が増えた分だけ貯金に回すお金を確保できるようになるでしょう。
 
収入を増やすためには、資格取得やスキルアップによる昇給、条件のよい会社への転職、副業を行う、などの方法が挙げられます。ただし、副業については就業規則で禁じている場合もあるので、必ず確認してから行うようにしてください。
 

先取り貯金をする

先取り貯金とは、給与を受けとったタイミングなどで、適切な金額を貯金に回す方法です。給料を使い切る前に貯金をする方法なので、あとから貯金ができなくなるといった心配がありません。
 
口座からの自動引き落としで貯金ができる方法以外にも、勤務先が財形貯蓄制度を導入している場合は積極的に活用してみてください。口座からの自動引き落としにおいては残高の管理が必要ですが、財形貯蓄制度は毎月の給料から一定の金額を天引きして貯金ができます。
 

iDeCoやつみたてNISAを活用する

長期的な目線でお金を増やすためには、iDeCoや、つみたてNISAの活用も検討してみてください。
 
iDeCoとは、掛け金を拠出(きょしゅつ)して資産形成を行う方法です。掛け金の全額が所得控除の対象となるうえに、運用益も非課税扱いになります。
 
つみたてNISAは、少額からの「長期積立」「分散投資」を支援するためにもうけられた非課税制度です。新規投資額で毎年40万円(非課税保有期間は20年間で最大800万円)までなら、非課税で投資が可能です。
 

毎日を安心して過ごすために貯金を増やしていこう

人並みに貯金をしたい、でもそれだけの貯金ができるか分からないという人は、すぐにまとまったお金を貯められなかったとしても少しずつコツコツと貯金をしていけば人並み程度の金額に達するでしょう。
 
毎月、何にどのくらい使っているのかを確認し、支出の見直しや収入を増やす、先取り貯金などで計画的に貯める、iDeCoやつみたてNISAといった方法を利用するなどの方法で貯金を行ってみてください。そして、目標の金額が貯まれば、安心できるうえ、急な出費にもすぐに対応できるため安心して過ごせるでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査 2022年」
厚生労働省 財形貯蓄制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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