更新日: 2023.10.02 貯金
コツコツ貯めた「小銭貯金」が総額10万円!銀行に預けるときには手数料がかかる?
しかし気になるのが、窓口やATMで小銭を入金する際に発生する手数料についてです。コツコツためた小銭貯金を入金するなら、できれば手数料の負担は抑えたいもの。そこで本記事では、小銭を入金する際にかかる手数料や入金方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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小銭を大量に預けるとき手数料はかかる?
例えば500円玉で10万円までためた場合、枚数は200枚です。このような大量の小銭を銀行に預ける場合、無料で入金できるのでしょうか。
銀行により対応は異なりますが、窓口で小銭を入金する場合は枚数に応じて手数料がかかります。ただし、銀行によっては規定枚数まで手数料がかからない場合もあります。
例えば三菱UFJ銀行では、窓口で小銭を入金する場合、100枚までは手数料がかかりません。100枚を超えた場合は、枚数に応じて手数料がかかります。
また三井住友銀行では、窓口で小銭を入金する場合、300枚までは手数料がかかりません。そのため、200枚の500円玉を入金する場合は無料で預けることができます。
ATMでは手数料がかからない場合もある
ATMから自分の口座に小銭を入金する場合、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などの大手銀行では手数料がかかりません。一度に入金できる枚数は100枚までの銀行が多いため、100枚以上の硬貨があり、かつ手数料を支払いたくない場合は何度かに分けて入金する必要があります。
また、ゆうちょ銀行では窓口入金の場合50枚までは手数料がかかりませんが、ATMで入金すると1枚から手数料がかかります。ゆうちょ銀行に入金する場合は、50枚まで手数料がかからない窓口を利用するとよいでしょう。
小銭を入金するときの注意点
窓口やATMで小銭を入金する際に、気を付けておきたい3つの注意点があります。
1.店舗外ATMでは小銭の入金ができない場合がある
ATMは銀行内のほかにもショッピングセンターやコンビニ、駅構内など、さまざまな場所に設置されています。しかしATMを利用して硬貨を入金する場合、店舗外ATMによっては硬貨の入金ができないことがほとんどです。そのため、利用したいATMが硬貨の取り扱いに対応しているか、事前に確認しておくとよいでしょう。
2.入金に時間がかかる
小銭を大量に入金する場合、窓口でもATMでも時間がかかります。そのため、連休前や連休明けなど銀行が混雑しやすい時期は避けるのが無難です。また窓口の場合は、混雑状況によっては小銭の預け入れを断られることもあります。
3.窓口での入金枚数の変更はできない
小銭貯金でためた小銭の合計枚数を、自分で数えるのは大変です。しかし、小銭をまとめて窓口に持ち込む場合、一度預けた小銭の返却や枚数の変更はできません。
手数料がかからない枚数のみ預けたい場合は、事前に自分で枚数を数えて持ち込むようにしましょう。
小銭を預け入れる際は手数料の確認を!
小銭貯金もコツコツ行っていると、大きな金額になります。手数料をかけずに銀行に小銭を入金したい場合は、無料または多くの枚数でも手数料がかからない金融機関で預けることをおすすめします。
小銭を数える手間はかかりますが、コツコツためた小銭貯金を手数料で減らさないためにも、あらかじめ枚数を把握してから持ち込みましょう。
出典
三菱UFJ銀行 大量硬貨取扱手数料
三菱UFJ銀行 ATMで硬貨を伴う入金・出金・振込をしたい
ゆうちょ銀行 硬貨取扱料金
ゆうちょ銀行 ATM硬貨預払料金
三井住友銀行 硬貨入金整理手数料
三井住友銀行 【ATM】硬貨を伴う入金、出金、振込はできますか?
みずほ銀行 ATMで硬貨入出金がしたい。いつ、どこでできますか
※2023/10/27 記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー