更新日: 2023.10.02 家計の見直し
1日1食「スーパーの総菜」や「コンビニ弁当」ですが、自炊にしたらいくら節約できますか?
そこで今回は、毎日の総菜や弁当をやめて、自炊にしたら、いくら節約できるのかを解説します。食費を節約したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1ヶ月当たりの平均食費
総務省統計局の「家計調査(2022年)」によると、単身世帯(勤労者世帯)の1ヶ月当たりの食費の平均は、4万301円とのことです。そのうち、自炊に関係のない食費は、以下のとおりです。
●菓子類:3027円
●調理食品:8502円
●飲料:3515円
●酒類:2406円
●外食:1万1492円
●賄い費:161円
上記の合計(2万9103円)を全体の食費から差し引くと、1万1198円になります。単身世帯であれば、自炊にかかる費用は、食費のみを見ると1万円ほどといえるでしょう。
総菜や弁当の購入をやめたら、いくらの節約になるのか?
同じく総務省統計局の「家計調査(2022年)」より、支出の内訳を詳しく見てみましょう。
総菜や弁当に当たる支出は「調理食品」です。調理食品は、さらに「主食的調理食品」と「他の調理食品」に分類されます。それぞれの内容は以下のとおりです。
●主食的調理食品:弁当、すし(弁当)、おにぎり、調理パンなど
●他の調理食品:サラダ、コロッケ、天ぷらを含む総菜や、冷凍調理食品など
それぞれにかかる支出は、「主食的調理食品」が4359円、「他の調理食品」が4143円です。合わせて月に8502円、年間では、10万2024円となります。
なお、500円ほどの弁当を毎日購入したとすると、月に1万5000円ほどかかります。購入する商品によっても支出は変わりますが、自炊にすると、月に1万円ほどの食費を減らせるかもしれません。
自炊で効率よく節約するポイント
自炊をしても、買い物や料理の仕方によっては、あまり節約につながらないこともあります。ここでは、自炊で効率よく節約するポイントを、ご紹介します。自炊をして節約しようと考えている人は、以下のポイントを意識しましょう。
●事前に献立を考えて、食材はまとめて購入する
●作り置きおかずを弁当にも使う
●冷凍機能をうまく活用する
週に2、3日の自炊では、かえって食費が高くつく可能性があります。1週間分の献立を事前に考えて、食材を使いまわすことで、節約効果が期待できます。
おかずは少し多めに作って保管しておくと、毎日の家事の手間を減らせるだけではなく、昼食用の弁当などにも活用できるでしょう。また、冷凍機能をうまく活用することで、食材を無駄にせず、使い切ることが可能です。
自炊をする際はポイントを押さえて効率よく節約しよう
毎日、総菜や弁当を購入している人は、自炊をすることで、食費の節約につながります。
自炊をして、効率よく節約するには、今回ご紹介したポイントを意識しましょう。しかし、自炊を頑張りすぎると、モチベーションの維持が難しくなります。疲れている日や忙しい日には、総菜や冷凍食品を活用するなどして、メリハリをつけることで、無理なく続けられるでしょう。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2022年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数,構成比,増減率,寄与度) 単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー