貯金を意識しているのに、いつも50～100万円をいったりきたり…どうすれば目標の500万円をためられますか？

「貯金を意識しているが、なかなか目標額までためられない」と、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。ある一定の額から、貯金が思うように進まないケースもあるかもしれません。
 
計画的に貯金するには、お金をためるためのコツを知ることが大切です。間違った方法を続けていると、一向にお金がたまらず、モチベーションの低下にもつながりかねません。
 
そこで今回は、目標額に向かって、計画的にお金をためる方法をご紹介します。うまく貯金できている人は、どのような方法でお金をためているのかをみてみましょう。

貯金に失敗してしまう人の特徴

思うように貯金できない人の多くは、以下の特徴があります。

●毎月の収支を把握していない
●収入に対して支出が多い
●買い物の頻度が多く、計画性がない
●普段使うお金と貯金用のお金を一緒にしている（同じ口座を使っている）
●毎月の支出から残った額を貯金に回している

貯金を意識していても、上記のようなお金の使い方や生活を送っている人は、要注意です。自分がいくら貯金したいのか、毎月いくら貯金に回せるのかを把握せずに、なんとなく取り組んでいる人には、効率よくお金をためることはできません。
 
特に、計画性のない買い物は出費がかさみ、知らない間に支出が大きくなってしまいがちです。
 

効率よく貯金するための五つのコツ

貯金を意識しているだけでは、効率よくお金をためることは難しいでしょう。この章では、貯金を成功させるためのコツをご紹介します。
 
「なかなかお金をためられない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
 

毎月の収支を把握して無駄な出費をなくす

まずは、毎月の収支を把握することが大切です。収入と支出のバランスを正確に把握することで、無理なく貯金できる金額が分かります。支出が多いときは、固定費を中心に、減らせる費用がないかを考えてみましょう。
 
保険や通信費などは、今の自分に合ったプランに見直すことがポイントです。
 

先取り貯蓄のサービスを活用する

お金があると、つい使ってしまう人におすすめの方法が、先取り貯蓄です。「自動積立定期預金」や「財形貯蓄制度」などがあります。
 
あらかじめ設定した金額を、毎月の収入から、前もって貯金に回す方法です。自然とお金がたまるため、無駄遣いせずにすむかもしれません。
 

貯蓄用の口座を別に用意する

効率よくお金をためるには、貯蓄専用の口座を用意することをおすすめします。
 
専用の口座を作ることで、貯蓄用のお金を使ってしまう心配がなくなるだけではなく、目標額まで、あとどれくらいなのかが把握しやすくなります。着々とお金がたまっていることを実感することで、モチベーション維持にもつながるでしょう。
 

副業でほかの収入源をつくる

毎月貯金に回すお金を増やすのであれば、副業を始めて、複数の収入源をつくるということも、選択肢の一つです。ただし、副業を禁止している会社もあるため、事前に確認しましょう。
 
副業での収入を、そのまま貯金に回すということもよい方法です。自分の知識やスキルが生かせる仕事を探してみましょう。
 

金融商品を購入して資産を運用する

計画的な貯金が大切といえども、現金でお金をためることには限界があります。収入や目標額によって差はあるものの、毎月コツコツためていくだけでは時間がかかります。
 
その場合は、投資を検討してみましょう。貯金用のお金のなかから、一部を投資に回せば、少額からでも資産の運用が可能です。
 
各金融商品の特徴や注意点を理解して、自分に合ったものを選ぶことがポイントです。
 

自分に合った貯金方法を選んで効率よくお金をためよう

確実にお金をためるには、今の経済状況を把握したうえで、具体的な目標を持って取り組むことが大切です。なんとなく貯金しているだけでは、思うようにお金はたまりません。
 
将来、自分がいくら必要なのか、いつまでにいくらためたいのかを考えて、計画性を持って貯金しましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー