更新日: 2023.09.20 その他家計
毎日の麦茶作り。電気ポットで1リットルのお湯を沸かすとかかる電気代はどれくらい?
麦茶作りの際に気になるのが、お湯を沸かす際の光熱費です。本記事では、毎日の麦茶作りにかかる光熱費について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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自宅で麦茶を作る方法
自宅で麦茶を作る方法には、主に「煮出し」「お湯出し」「水出し」の3つがあります。煮出しとは、沸騰したお湯に麦茶パックを入れて一定時間煮出す方法です。
煮出しで作った麦茶は味が濃く、麦の香りを楽しめることから人気を集めています。煮出しよりも手軽に作れるのが、沸騰したお湯に麦茶パックを浸けるお湯出しです。さらに簡単なのは水出しで、水に一定時間、麦茶パックを浸すだけで完成します。
麦茶を作る際の光熱費
本項では、「お湯出し」で麦茶を作ると仮定して、麦茶作りにかかる光熱費を計算していきましょう。
まずは、電気ポットで麦茶を作る際の電気代です。1kWhあたりの電気料金は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)を採用します。
定格消費電力が1250W、1リットルを沸かすのに約5分かかる電気ポットを使用する場合、1250(W)÷1000×5(分)÷60×31円=約3.23円です。1日2リットルの麦茶を消費する家庭の場合、1ヶ月間の電気代は3.23(円)×2(L)×30(日)=193.8円となります。
ガスでお湯を沸かす方もいるでしょう。ガスは、水温によって沸騰に必要な熱量が異なるため、計算が複雑です。また、都市ガスよりもプロパンガスのほうが、ガス代は高くなります。
(一社)プロパンガス料金消費者協会によると、1リットルを沸かすプロパンガス代は平均約3.6円です。水温や製品にもよりますが、電気ポットでお湯を沸かしたほうが、光熱費は安くなる傾向にあります。
麦茶は水出しでもおいしく作れる
毎日の麦茶作りにかかる光熱費を節約したい方は、水出しで作ることをおすすめします。市販の麦茶ポットに水もしくはミネラルウオーターを注ぎ、水出しに対応した麦茶パックを入れるだけでOKです。
煮出しやお湯出しとは異なり、じっくりと時間をかけて麦の味や香りを抽出していきます。麦茶は水出しでもおいしく作ることができ、お湯を沸かす手間や光熱費がかかりません。
麦茶を水出しで作ると、衛生面が気になる方もいるでしょう。東京都保健医療局によると、水出しであっても煮出しであっても、細菌の増殖に大きな変化はないとしています。
重要なのは容器の衛生管理で、麦茶ポットを衛生的に保つことが重要です。また、麦茶を作る際に手が汚れていれば、雑菌が増殖しやすくなります。
光熱費が気になるなら水出しがおすすめ
自宅で1リットルの麦茶を作る場合、電気ポットを使用すると約3.23円の電気代がかかることが分かりました。
1ヶ月の電気代は193.8円ですが、家族が多いなどの理由で麦茶の消費量が多いと、塵も積もってさらにかかります。麦茶を作る際の光熱費が気になる人は、水出しを選択すれば光熱費はかかりません。
また、衛生面に関しては、麦茶を入れる容器の衛生管理に注意し、作ったら早めに飲み切ることを徹底しましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 電気とプロパンガスのコスト比較
東京都保健医療局 水出しのティーバッグの麦茶を飲んでいますが、衛生面で問題ないのでしょうか? 煮出したほうがよいのでしょうか?【食品安全FAQ】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー