更新日: 2023.09.14 その他家計
通信費「節約」のためには、安く手に入る「中古端末」を選ぶといい…?
そこで候補に挙がるのが「中古端末」の購入です。しかし、中古端末を購入したことがない方にとっては、少し不安もあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、中古端末を選ぶメリット・デメリットを解説したうえで、選ぶ際に、最低限おさえておきたいポイントについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
中古端末を選ぶメリット
中古端末を選ぶ一番のメリットは、何よりも新品より安く、スマートフォンを手に入れられることです。
例えば、iPhone14の128GBをApple Storeオンラインで購入すると、11万9800円かかります。中古端末の価格を調べてみたところ、表1のような価格で販売していることが分かりました。
表1
店名 | 状態 | 価格(税込み) | 備考 |
---|---|---|---|
GEOオンラインストア | Sランク(未使用品) | 11万7480円 | ・SIMフリー ・赤ロム保証付き |
イオシス | Aランク (使用感の少ない中古品) |
10万4800円 | ・SIMフリー ・3ヶ月の保証付き |
ムスビー | Bランク (多少の傷や汚れがある) |
8万9800円 | ・SIMロック解除済み ・赤ロム保証付き |
※各サイトをもとに筆者作成
未使用品でも、新品の約2000円引き、Bランクであれば、3万円も安く購入できます。公式ショップで定価購入するよりも安く端末を手に入れられるのは、中古端末を選ぶ大きなメリットといえるでしょう。
中古端末を選ぶデメリット
中古端末を選ぶデメリットは、以下のとおりです。
・赤ロムのリスクがある(SIMカード未挿入で、ネットワーク利用制限がかけられている端末のこと)
・状態が悪い可能性がある(バッテリーの持ちが悪い・水没経験があるなど)
・不正改造品・盗難品の可能性がある
これらの状態の中古端末を購入してしまった場合は、モバイル通信が使えなくなってしまったり、セキュリティーリスクが大幅に高まってしまったりします。
保証などがないようであれば、また改めて端末を購入しなくてはならなくなり、節約のつもりで中古端末を選んだにもかかわらず、無駄な出費となってしまいます。次に、上記のような端末を選ばないためのポイントを解説します。
これだけおさえれば大丈夫! 中古端末を選ぶ際のポイント
中古端末を購入する際は、大手の中古販売店で購入しましょう。大手の中古スマートフォン販売店は、盗難などの疑いがあるスマートフォンの買い取りを断っています。
例えば、とある大手のスマートフォン中古販売店では、端末を売る際には、暗証番号を指定の「初期設定番号」にしなければならないため、暗証番号が分からなければ、売れない仕組みとなっています。
そのため、盗難品のリスクは低いといえるでしょう。また、中古端末購入時には、保証の有無もチェックしておきましょう。端末の不具合に関する保証はもちろん、万が一「赤ロム」に当たってしまった場合に、返金・交換ができるのかも、確認しておくことがベストです。
また、SIMロック解除の有無や、SIMカードの対応サイズ、可能であればバッテリーの状態、水没マークも確認しておくと、安心して購入に至れるでしょう。
中古端末を活用して賢く節約しましょう
中古端末は、新品の端末よりも安く手に入ることが魅力です。しかしその一方で、選び方を間違えると、動かなくなったり、使い勝手が悪くなってしまったりするため、買い直しになって、余計な費用がかかってしまうおそれもあります。
中古端末を購入する際は最低限、大手中古販売店で購入して、保証が付いているかを確認すれば、失敗する可能性を下げられます。中古端末をうまく活用して、賢く節約をしましょう。
出典
総務省「端末市場の動向について」(7ページ)
総務省 携帯電話ポータルサイト「Q4. 中古端末を買うときの注意点は?」
Apple Japan合同会社 Apple Storeオンライン「iPhone 14 を購入」
株式会社ゲオストア GEOオンラインストア「【中古】【安心保証】 iPhone14[128GB] SIMフリー MPV93J PRODUCTRED」
株式会社イオシス「iPhone14 A2881 (MPVJ3J/A) 128GB ブルー【docomo版 SIMフリー】」
株式会社ウェイブダッシュ ムスビー「iPhone14 128GB スターライト SIMフリー ソフトバンク版 バッテリー100%」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー