更新日: 2023.09.12 その他家計
スマホ代、いくら払うのが「普通」?1人暮らし~5人家族までの「スマホ代」をチェックしてみた
本記事では、世帯人数別のスマホ代の平均をご紹介したうえで、月額料金を安く抑えるために、効果の高い方法を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らし〜5人家族までのスマホ代
総務省が公開している「家計消費状況調査/支出関連項目 詳細結果表 3-4 特定の財(商品)・サービスの1世帯当たり1か月間の支出」によると、スマートフォンの通信費・通話使用料・本体代金の1ヶ月間の平均支出は、表1のとおりです。
表1
単身世帯 | 世帯人員 2人 |
世帯人員 3人 |
世帯人員 4人 |
世帯人員 5人 |
|
---|---|---|---|---|---|
スマートフォン・携帯電話などの通信・通話使用料 | 5679円 | 9117円 | 1万3947円 | 1万6686円 | 1万8783円 |
スマートフォン・携帯電話・PHSの本体価格 | 937円 | 1078円 | 1723円 | 2313円 | 2588円 |
合計 | 6616円 | 1万195円 | 1万5670円 | 1万8999円 | 2万1371円 |
※総務省「家計消費状況調査」をもとに筆者作成
格安スマホや安価なプランが増えているものの、通信費・通話使用料・本体代金を合わせると、2人世帯で1万円超、5人世帯では2万円を超える金額となっています。
家族が多い世帯の場合は、毎月固定でかかる通信費がかさみ、家計を圧迫する要因となるでしょう。
スマホ代を安くする方法
もし、ご家庭のスマホ代が平均よりも高い場合は、見直しの検討をおすすめします。見直しをすることで、毎月かかるスマホ代を安く抑えられるでしょう。以下では、スマホ代を安く抑える効果の高い方法を、三つ解説します。
格安SIMに乗り換える
現在、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と契約している方は、格安SIMに乗り換えるだけで、大幅に通信費を節約できます。
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)が、1万5000人を対象にした「2020年11月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」の結果によると、大手3キャリアと格安SIMの月々の支払い料金の平均金額は、下記のとおりとなりました。
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク):8312円
格安SIM(Y!mobile・UQ mobile・MVNO):4424円
格安SIMでは、データ通信量などの制限はあるものの、安いものでは、月額1000円以下で使えるものもあります。
大手キャリアを契約中で、スマホ代の節約をお考えであれば、まずは、格安SIMへの乗り換えを検討することをおすすめします。
料金プランを見直す
格安SIMに乗り換えることに不安を感じているようであれば、現在のキャリア内で、料金プランを見直しましょう。
もし現在、データ無制限プランを契約しているにもかかわらず、インターネットをあまり使用していないのであれば、通信量の少ないプランにすることで、月額料金を抑えられます。
今の自分の使用方法に合ったプランに変更して、月額料金を節約しましょう。
無料通話アプリやかけ放題を利用する
通話機能を利用することが多い方であれば、無料通話アプリやかけ放題を利用して、通話料を削減することをおすすめします。
LINEやSkypeなどのアプリを使用すれば、通話料をかけることなく、通話が可能です。
またキャリアによっては、5分・10分以内の通話が無料になるオプションや、24時間いつでも通話無料のオプションが用意されているケースもあります。
通話の頻度が高い方は、無料通話アプリや、かけ放題の利用を検討しましょう。
スマホ代を削減して固定費を抑えましょう
現代は、一人1台スマホを持つ時代です。世帯人数が多い家族は、どうしてもスマホ代がかさみがちになってしまいます。
ただし最近では、多くのキャリアやプランが増えているため、スマホ代を安くする手段も多くあります。
自分の使い方に合った方法で、スマホ代を削減して、毎月の固定費を抑えましょう。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 「家計消費状況調査/支出関連項目 詳細結果表」 3-4 特定の財(商品)・サービスの1世帯当たり1か月間の支出 世帯人員・就業者数別
MMDLabo株式会社 MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所) 「2020年11月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー