更新日: 2019.03.26 家計の見直し

節約生活の第一歩! 食費を抑えるためにできる5つの工夫

執筆者 : FPwoman

節約生活の第一歩! 食費を抑えるためにできる5つの工夫
貯金を増やすために毎日の生活にかかるお金を少しずつ節約しようかと考えたとき、変動費の中でも大きな金額を占めているのが食費です。
 
我慢してなるべく買わないようにする節約の仕方は苦痛ですが、工夫次第で自然と食費が抑えられるなら、試してみる価値はありますよね!食費を抑えるためにできる5つの工夫をご紹介します。
 
FPwoman

執筆者:FPwoman(えふぴーうーまん)

お金の知性が、女性を美しくする

エフピーウーマンは、女性ファイナンシャルプランナーによる、女性のためのお金の総合クリニックです。当社の所属ファイナンシャルプランナーは全員が女性。家計管理、資産運用、不動産、保険、年金など幅広いお金の知識と、女性ならではの視点から、人生をより豊かに、キラキラと輝かせるための「お金の教養」を伝えています。

FPwomanはこちらから

節約生活にストレスは付きもの?

お金の節約を意識すると、やってしまうのが「安い物を選ぶ」こと。ですが、いつも安い物ばかりを買っていては、味がイマイチだったり、すぐ壊れてしまったり、生活の質が落ちてしまいます。また、割引シールも目を引きますが、何に使うのかを決めないまま手を出すと、結局使い切れずに捨ててしまうことになります。
 
安い物は、安い理由があります。安さにこだわりすぎる生活は、ちょっとした不便さが少しずつストレスを溜める原因につながります。我慢しながら続ける節約は、いつか限界が来るものです。
 

節約を意識するなら「安い物を選ぶ」より……

ストレスなく節約生活を続けるコツは、「安い物を選ぶ」より、そもそも「買わない」ことを心がけます。買わなければ、出費はゼロ。
 
これ以上の節約はありません。余計な物を買わないで、「良い物を厳選して選ぶ」ことが満足度の高い節約生活につながるのです。
 

「買わない」そのために「使い切る」のがカギ

では、なるべく「買わない」生活を続けるために、どんな工夫ができるでしょうか。
 
今回は変動費でも大きな割合を占める食費についてできる、5つの工夫をご紹介します。ポイントは、「買わない」生活をするために、少しでも無駄になるものを減らすこと。そのためにも食材は、「使い切る」ことが大切です。
 

①「面倒くさい!」を防ぐ工夫

仕事で遅くなった日やお弁当を持参することなど、『今日は作るのが面倒くさいな……。』という気持ちになるのは、節約生活では乗り切りたいピンチです。今では気軽にお惣菜を買うことができますが、やはり調理済みの商品は高くつきます。節約をするなら避けたいものです。
 
そんな「面倒くさい!」という状況を避けるために、普段余裕がある日の料理で、半端に残る野菜を使って、ついでにカット野菜を作っておきます。
 
少量の人参や玉ねぎ、キャベツなどを切って、まとめて食品袋にキープしておけば、カット野菜ミックスの完成。時間がない日にもフライパンにザッと開けて、すぐに炒め物が作れます。少量ずつ使いたいお弁当にも便利ですよ!
 

②「余っちゃった!」を防ぐ工夫

野菜を無駄にせず使い切るために、在庫一掃メニューの日を定期的に入れましょう。少しだけ余った物は出番がなく腐らせてしまうことも多いですが、最後までしっかり使い切れば買い物に行く回数を減らすことができますよね。
 
在庫一掃メニューでオススメなのは、ハンバーグ・オムライス・カレー・ミートソースのパスタなど。どんな野菜でも刻んで入れてしまうことができます。
 

③「おかずが足りない!」を防ぐ工夫

『あと1品だけおかずが足りない……。』こんな場面で買い物に出てしまうと、買うつもりがなかったものまでつい、カゴに入れてしまいますよね。これでは「買わない」生活が遠ざかってしまいます。
 
そこで、常備しておきたいのが「乾物」です。賞味期限が長く、干してあるのでボリュームの割にコンパクトで場所を取りません。1品だけのためにまた買い物に出るのは、時間もお金ももったいないですよ。ひじき・切り干し大根・高野豆腐などは使いやすく、オススメです。
 

④「あったのに!」を防ぐ工夫

買い物でよくあるのが、買った後で冷蔵庫に「あったのに!」という“ダブり買い”です。これは、「買わない」生活では大きな痛手。ダブり買いを防ぐために、買い物リストを作りましょう。
 
冷蔵庫を見て、足りないものをリストアップしてから買い物に行く、ということを習慣にすると良いですが、時間をかけられない人はもっと楽な方法があります。
 
それは、いつでもメモ帳を冷蔵庫に貼っておいて、使い切ったものからその都度書いていく、という方法です。こうすれば、確実に使い切ってから買うことができます。卵や納豆、ヨーグルトなど……冷蔵庫に常に入れておきたいものは、この方法が便利です。
 

⑤「安いから今のうちに!」を防ぐ工夫

最後の工夫は心がけです。節約を意識していると陥りやすいのが「安いから今のうちに!」のワナ。安いから、を理由に買い物をするのは「買わない」生活とは真逆の行動です。
 
それを防ぐために、いつでも『その商品は、本当に今すぐ必要か?』を考えて買うようにしましょう。
 
お店側は、とにかくお買い得をアピールするもの。カレールウやしょう油、マヨネーズなど、置いておけるもので特に陥りやすいワナですが、冷静に考えてみてください。きっと、今使っているマヨネーズが実際になくなるまでに、次の安売りの日は回ってきます。場合によっては2、3度回ってくることもあります。今すぐ飛びつく必要はありませんよね。
 

まとめ

食費を節約するための「買わない」工夫、食材を「使い切る」工夫はいかがでしたか?節約は我慢大会ではありません。どれだけ長く続けられるか……という考え方は、『いつか終わりが来る』ことを意識しているからではないでしょうか?
 
そもそも「買わない」生活、厳選して選ぶ生活を習慣化して、満足度の高い節約生活を続けましょう!
 
TEXT:FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
Text:横山沙織(よこやま さおり)
FPwoman Money Writer’s Bank 所属ライター
ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー

ライターさん募集