更新日: 2023.09.07 その他家計
「水筒」の節約効果は?1ヶ月使うとどのくらい節約できるか試算してみた
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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水筒を持参するために必要な金額は?
節約のために水筒を持参する場合、事前に用意しておくべきものや、その金額について紹介します。電気ケトルで沸かしたお湯でいれたお茶を持参することを想定して、前提条件の水道代と電気代は、以下のとおりとします。(1Lの水を沸騰させるために必要な金額)
●水道代:1Lあたりおよそ0.2円
●電気代:1Lあたりおよそ3.2円
なお、電気代は1300Wの電力を消費するケトルにて沸騰に5分かかったケースを想定しています。(1.3kW×0.08時間×31円/kWh=3.2円)
水筒を用意するために必要なものは?
水筒を用意するにあたって、水筒に入れるものを、水とお茶に分けて考えてみます。水筒に水を入れて持ち歩く場合は、水道水がそのまま飲めなければ、浄水器が必要ですが、低コストの浄水器であれば、ボトル型がおすすめです。
また、お茶を持ち歩く場合は、お好みの茶葉の用意が必要です。以上のことから、水道代やガス代以外にも、水筒を持参するために必要なものがあることが分かります。
水筒を用意するためにはいくら必要?
持参する水筒の中身を、水にする場合と、お茶にする場合に分けて、必要な金額を考えます。水筒の中身が水の場合、必要金額は、以下のとおりです。
●水道代:500ml 0.12円
また、麦茶を持参する場合に必要な金額は、以下のとおりです。
●水道代:500ml 0.12円
●電気代:500mlあたり 1.6円
●麦茶代:1パック 5.77円(52パック入り 300円を想定)
合計:約7.47円
水筒を持っていくと得られる節約効果は?
次に、水筒を持参することで得られる節約効果について、考えます。水筒を持参せず、コンビニやスーパーで、ペットボトルの水やお茶を購入した場合と比較して、どの程度の差額が生まれるのでしょうか。
コンビニでお茶や水を購入する場合
コンビニで、お茶や水を購入する場合に必要な金額は、以下のとおりです。
●水:500ml1本あたり約110円
●お茶:500ml1本あたり100~150円程度
コンビニの場合、プライベートブランド商品であれば、有名飲料メーカーと比較して、値段がおさえられます。外出中にのどが渇いたときに、店舗の多さから、手軽に購入できる点がコンビニの魅力です。
スーパーでお茶や水を購入する場合
スーパーでお茶や水を購入する場合に必要な金額は、以下のとおりです。
●水:500ml:約58円 ・お茶:500ml:約112円
コンビニと比較して値段は安い傾向です。なお、今回紹介した価格はイオンのプライベートブランドでイオントップバリュ株式会社が開発する「トップバリュ」より引用した価格のため、スーパーによっては価格が上記よりも高くなる可能性があります。
また、総務省統計局の小売物価統計調査結果から抜粋していますが、500mlペットボトルの値段は公表されておらず、500mlペットボトル商品の店頭価格が、上記の値段どおりとは限らないことに注意してください。
水筒を持っていくことで節約できる金額は?
水筒を持参する場合と、コンビニやスーパーで500mlペットボトル商品を購入する場合の値段を比較すると、以下のとおりです。
●水筒持参:約0.1円
●コンビニで購入:約110円
●スーパーで購入:約58円以上
●水筒持参:約7.47円
●コンビニで購入:100~150円程度
●スーパーで購入:約100円以上
水筒を持参すると、水の場合は約57~110円、お茶の場合は約92~143円の節約効果があります。1ヶ月間水筒の持参を継続すると、通勤日を20日とした場合、水であれば最大2200円、お茶であれば最大2860円の節約が可能です。
水筒を持参した場合と、コンビニやスーパーでペットボトルを購入した場合とで、1ヶ月間にかかる費用について比較しました。約2200〜2860円の節約ができますので、休日に、ちょっとしたご褒美ランチを食べるためのハードルが、グッと下がるのではないでしょうか。水筒の持参は、おすすめの節約方法といえるでしょう。
出典
東京都水道局 水の上手な使い方
株式会社リミックスポイント 電気ケトルとやかんはどっちがおトク?特徴や電気代を比較しました!
総務省統計局 小売物価統計調査(2023年6月)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー