更新日: 2023.09.05 家計の見直し
1人暮らしで食事は手抜きしたいです。1ヶ月の食費はどのくらいが妥当?
本記事では1人暮らしの食費の相場や食費を節約する方法を解説します。1人暮らしをしていて食費を見直したい人は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1人暮らしの食費の相場
自分の食費が平均と比べて高いのか、低いのかを知ることは自分の食費を見直すきっかけとなります。まずは1人暮らしの1ヶ月の食費の平均と自分の食費を比較してみましょう。
総務省の「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、2022年における年齢別の食費は図1のとおりです。
【図表1】
年齢 | 男性 | 女性 | 男女平均 |
---|---|---|---|
平均 | 4万1595円 | 3万6860円 | 3万9069円 |
~34歳 | 3万7587円 | 3万0035円 | 3万4385円 |
35~59歳 | 4万4680円 | 4万0075円 | 4万2899円 |
60歳~ | 4万1348円 | 3万7610円 | 3万8913円 |
65歳~ | 4万0938円 | 3万7542円 | 3万8729円 |
(総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯」より)
同じ性別、同じ年代の平均よりも自身の食費が高い場合は食費を見直してみましょう。
1人暮らしでの食費節約方法
自分の食費が平均に比べて高いと感じた場合は、食費の節約を心がけましょう。食費については、手取り収入の15%前後が適切だといわれることが多いようです。これを一つの目安として節約してみましょう。ばくぜんと節約するよりも数字の目標を設定することで取り組みやすくなります。
次に具体的な節約方法を解説します。
外食を控えて自炊をする
外食やコンビニで食事を済ませてしまう人は、まずは、自炊の割り合いを高めることを考えましょう。1人暮らしの場合は、自炊をすることがめんどうに感じるかもしれませんが、外食・コンビニの比率を減らすと食費も大きく減らせます。
すべて外食をすると朝食を500円、昼食と夕食で2000円程度と考えると、30日で、7万5000円になってしまいます。これをすべて自炊にすると1ヶ月3万円以下の食費も不可能ではないでしょう。
現実的には外食と自炊を使い分けして、自分の年齢での平均を下回るように食費を調整しましょう。外食の比率が高い人ほど食費の節約につながります。
食材を安く購入する
自炊の比率を高めたとしても、高い食材を購入したり、食材をむだにすると意味がありません。食材はスーパーを利用してなるべく安いものを購入しましょう。また、食材を購入する目安として月の食費を設定し、その金額からスーパーで使う金額も決めておきましょう。
たとえば毎月3万円に抑えたい場合は、月に10回スーパーを利用するとして1回あたりの利用金額を3000円以下にするようとよいかもしれません。
また、スーパーなどで買い物をするとついついよけいなものを買ってしまいがちです。こうしたケースが多いと感じる場合は、ネットスーパーを利用して必要なものだけを購入するようにしましょう。
作り置きをする
食材をむだにしないことも節約につながります。冷凍保存できるものはなるべく多く作って冷凍すると、長期保存ができてむだにならなくなります。
ご飯は炊飯器の保存ではあまり長持ちしないので、炊いたらすぐに1食分ずつ冷凍しておくとよいでしょう。おかずもスーパーで安い食材があったらまとめて購入して、多めに調理して冷凍することで、使い切れずむだにするといったことがなくなります。
1人暮らしで1ヶ月の食費が4万円を大きく超える人は要注意、食費を見直してみよう
1人暮らしの食費は、年齢別の平均でみれば、高くても1ヶ月4万円程度です。平均を大幅に上回っている場合は食費を見直しましょう。
特に外食が多い人ほど平均を大きく上回るはずです。しかし、自炊の比率を増やせば食費を減らすことも可能です。食費が平均以下でも一度、自身の食費を見直してみましょう。
出典
総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー