更新日: 2023.08.22 働き方
【副業収入】最多層は月5万円~10万円。最高10万円以上稼いでる人はどれくらいいる?
しかし、「副業は稼げない」「体力的にしんどい」などのマイナスイメージを持っている方もいるかもしれません。果たして副業収入が10万円を超えている層はどれくらいいるのでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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副業への関心が高まっている
エン・ジャパン株式会社が行ったWワーク・副業に関するアンケート調査によると、副業・兼業に興味があると回答した方は83%にのぼりました。副業・兼業への関心の高さがうかがいしれます。
副業・兼業に関心があると回答した方にその理由を尋ねたところ、「自由に使えるお金が欲しい」「生活費が足りない」などの金銭的な理由が多くを占めました。
アンケート回答者のうち、これまでに副業・兼業をしたことがある方は半数で、現在進行形で副業・兼業をしていると回答した方は7%に留まっています。副業・兼業への関心は強いものの、継続的に行っている方はまだ少ない印象です。
副業収入で10万円以上は可能?
副業を始めるうえで、最も気になるのは「月にいくらくらい稼げるのか」ではないでしょうか。同会社が行ったアンケート調査によると、副業月収は「5万円以上10万円未満」が26%で最多となっています。
次に多いのは「3万円以上5万円未満」で25%、さらには「1万円以上3万円未満」が22%と続きます。副業月収が10万円以上と回答した方は17%に留まっています。
株式会社フォーイットが行った 副業に関するアンケート調査によると、副業での最高月収が10万円以上の方は全体の20.9%となりました。副業での最高月収が30万円以上と回答した方も6.6%いて、少数派ではあるものの希望が持てる結果となっています。
ただし、こちらのアンケートは複数人で副業に取り組んでいる方も含めています。1人で副業に取り組んでいる方のうち82.5%が「収益は出ていない」と回答しており、副業の難しさも垣間見える結果となりました。
副業をするメリットは?
金銭的な理由で副業・兼業に取り組んでいる多くの方が多いことを紹介しましたが、他にも副業・兼業に取り組むメリットはあります。
考えられるメリットとして、例えば、「キャリア形成」や、「自己実現の追及」さらに「所得の増加」「将来の起業・転職に向けた準備・試行」などが考えられます。
副業をすることで、離職せずともスキルや経験を得ることができてキャリア形成につながる、将来の可能性が広がるなどのメリットもあるのです。厚生労働省では、企業側には労働者の希望に応じて幅広く副業・兼業を行える環境を整備することが重要だとしています。
副業・兼業には多くのメリットがある
副業収入の最多層は5万円以上10万円未満で、副業での最高月収が10万円以上を経験したことがある方は全体の20%程度となりました。
1人で副業に取り組んでいる方が副業月収10万円以上を目指すのは簡単なことではありませんが、決して実現不可能な夢ではありません。副業・兼業にはキャリア形成や将来の起業・転職に向けた準備・試行など、金銭面以外でのメリットも多くあります。
将来の夢や目標がある方は、心身的な健康に留意しながら副業・兼業に取り組んでみてはいかがでしょうか。
出典
エン・ジャパン株式会社 2400人に聞いたWワーク・副業事情
株式会社フォーイット 副業に関するアンケート
厚生労働省 副業・兼業の促進に関するガイドライン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー