更新日: 2023.08.22 家計の見直し

1人暮らしの1ヶ月の食費はどのくらいが適正? 健康的に節約する方法は?

1人暮らしの1ヶ月の食費はどのくらいが適正? 健康的に節約する方法は?
1人暮らしの場合、1ヶ月の食費の管理はとても難しい課題です。まずは予算内に食費をおさめることを第一に考えがちですが、食費を削り過ぎて健康を害してしまっては元も子もありません。
 
そこでまずは、単身世帯の食費の一般的な目安を知り、1人暮らしにとって適切な食費の水準を把握しましょう。そのうえで、健康を保ちつつ節約するための方法を考えてみます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1人暮らしの平均的な食費はいくら?

総務省統計局が毎年公表している「家計調査」によれば、単身世帯の食費の平均は1ヶ月あたり3万9069円(2022年)です。
 
もちろん、1ヶ月の食費は住む地域や生活様式によって異なるので、この金額はあくまで一般的な目安に過ぎません。しかし、平均的な水準を知ることで、自分自身の生活への参考にすることはできます。
 
まずはこの平均的な食費を参考に、自分が1ヶ月にどれだけ食事に費やしているのかを確認してみましょう。平均金額より高かったとしても、それ自体すぐに問題になるわけではありません。というのも、食費が平均より高くても、それによって家計全体が圧迫されていないのなら問題ないということです。
 
1ヶ月の理想的な食費金額は、基本的に収入との兼ね合いということになります。一般論として、1ヶ月の食費金額は収入の10~15%程度におさまることが理想とされます。
 
例えば、手取りでの年収が300~400万円だとすれば、1ヶ月の食費金額は2万5000~5万円が理想の範囲です。また、自分の食費が単身世帯の平均的な水準を下回っていても、食費が家計を圧迫している場合には何らかの対策が必要です。
 

健康的に食費を節約する方法とは

毎月の食費が高く、それが家計の負担になっているなら、少しずつでも食費を節約することを考えてみましょう。ただし、食費を減らし過ぎて健康を害してしまえば、医療費などで結局は家計を圧迫してしまいます。ですから、食費を節約する場合は、あくまで健康を害さない適切な程度で行うことが大切です。
 
健康的で節約重視な食費管理の方法としては、まず自分の経済状況にあった適切な予算を設定することが第一です。無理をせず、月々の食費にどれだけの額を割くことができるかを決めましょう。
 
次に、外食や加工食品よりも自炊を心がけることが大切です。自炊であれば、コストを抑えながら栄養バランスを保つことができ、良好な健康状態を保ちながら節約も実現しやすくなります。
 
ただし、自炊でも月に数日だけしか作らないなどの単発の行動では、節約の効果が薄くなってしまいます。自炊は継続して行うことで初めて節約効果を得られるので、1日3食のいずれかは自炊にするなど、継続して自炊し続けることを心がけましょう。
 
また、スーパーや食品店のクーポンやセールを活用すると、お得に食材を購入することができるので積極的に活用しましょう。
 

自炊で健康と節約を両立! 食生活を見直してみよう

1人暮らしでは、毎日の食事を外食や総菜などに頼ってしまいがちです。外食や総菜の利用が増えると、食費も高くつくだけでなく、栄養バランスを整えることも容易ではありません。健康的でありながら、なおかつ節約も重視するためには、基本的に自炊を続けることが最も効果的だといえます。
 
まずは、手間のかからない料理から始めるなど、自炊を生活のなかに取り入れてみましょう。そうすることで、より健康的で節約効果を得やすい生活を習慣化することができます。
 

出典

e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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