更新日: 2023.08.21 その他家計
食費の節約をしたけど長続きしない… 食費の平均と食費を節約する5つの方法
ここでは、食費の平均と食費を節約する5つの方法を紹介します。毎月の食費が気になる方は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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食費の平均はどれくらい?
毎月の食費が高いと感じている方は、食費の平均を理解しておくとよいでしょう。客観的な視点で食費を評価しやすくなります。
総務省統計局が発表している「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、総世帯における食料費の月額平均は6万7937円、2人以上世帯における食料費の月額平均は8万1888円、単身世帯における食料費の月額平均は4万3276円です。これより高い場合は、平均的な世帯よりも食費がかかっているといえるでしょう。
食費を節約する方法
食費は、生活の工夫で節約できる可能性があります。節約に向けた、おすすめの方法を5つ紹介します。
自炊の回数を増やす
外食の回数を減らして自炊の回数を増やすと、食費を節約できる可能性があります。おおよその目安ですが、外食をすると朝食で500円程度、昼食で1000円程度、夕食で1500円程度かかるケースが多いでしょう。自炊であれば、300~500円程度で済ませられます。積み重ねると大きな節約になります。
食材のまとめ買いを心掛ける
食費の節約には、買い物の回数を減らすことも重要です。こまめに買い物へ行くと新鮮な食材を入手できますが、目移りして余計なものまで購入してしまうリスクが高まります。食費を抑えたい場合は、買い物の回数を週1~2回程度に減らして無駄遣いをなくすようにしましょう。
食材の保管場所を整理する
まとめ買いをするうえで心掛けたいのが、食材の保管場所の整理です。定位置を決めずに保管場所へ詰め込むと、ストックを正確に把握できないため重複買いが生じやすくなります。
例えば、野菜室から小松菜を取り出したら、その下から古い小松菜が出てきたなどが起こりえます。葉物野菜を置く場所、根菜類を置く場所のように定位置を決めて、ストックを一目で把握できるようにしておくことが大切です。
食材から献立を考える
献立を考えてから食材を購入するのではなく、食材から献立を考えることでも食費を節約しやすくなります。食材を余らせることが少なくなるうえ、特売品などの割安な食材を活用しやすくなるからです。例えば、安売りしている鶏肉と余っている大根で煮物を作るなどが考えられます。
作り置きをする
毎日、自炊していても使いきれない食材は発生します。このような食材は、作り置き料理にしておくと腐りにくくなります。作り置き料理にしても食べきれないものは、冷凍保存するとよいでしょう。ただし、トマトやきゅうりなど、水分量が多い食材は冷凍保存に向いていません。この点も踏まえて、食材の購入、献立の立案をすることが重要です。
食費を節約するためライフスタイルを見直そう
食費が高い場合は、買い物や食事の見直しが必要です。外食が多いと節約は難しくなります。無理のない範囲で自炊に取り組みましょう。買い物はまとめ買いをすると、無駄な出費を防ぎやすくなります。
ただし、食材の保管方法に気を付けないと重複買いが発生してしまいます。冷蔵庫の整理整頓などを心掛けることも大切です。できることから食費の節約に取り組んでみてはいかがでしょうか。
出典
総務省統計局 家計調査報告「家計収支編」2022年(令和4年)平均結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー