更新日: 2023.08.18 その他家計
ほとんど使っていない家の「固定電話」解約するとどのくらい節約になる?
本記事では、固定電話を解約することで、どれくらいの節約ができるのかを解説したうえで、解約方法と、解約時の注意点をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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固定電話を解約することで節約できる金額
固定電話にかかる料金には、おもに「基本料金」と「通話料金」の2種類があります。通話料金は、使用しなければ支払うことはありませんが、基本料金は、契約している限り、毎月支払い続けなければなりません。
つまり、使わない固定電話を解約することで、基本料金を節約できます。表1に、NTT東日本・西日本の、サービスごとの基本料金を記載しました。
※1~3級取扱所(級局)とは:区域内通話でかけられる数によって、1~3級に分けられた区分。 区分によって金額が異なる
表2
INSネット64 | 3058円 |
INSネット64・ライト | 3333円 |
※「NTT東日本 毎月の基本料金」「NTT西日本 基本料金」をもとに筆者作成
仮に、一番安い加入電話のダイヤル回線を契約している場合は、毎月1595円の基本料金を支払っているため、解約することで年間で1万9140円節約できます。加入しているサービスにもよりますが、固定電話を解約すると、2万~4万円ほどの節約効果が見込めるでしょう。
固定電話の解約方法
固定電話の解約は、電話、もしくはインターネットで手続き可能です。ただ、利用している場所や契約しているサービスによって、申し込み方法が異なりますので、注意しましょう。
まずは、お住まいがNTT東日本・西日本の、どちらに該当するかを確認します。
表3
NTT東日本エリア | 北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県 ・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県 ・山梨県・長野県・新潟県 |
NTT西日本エリア | 富山県・石川県・福井県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県 ・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県 ・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県 ・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県 ・鹿児島県・沖縄県 |
※筆者作成
その後、現在の契約内容を確認します。加入電話・加入電話ライトプラン・INSネット64・INSネット64・ライトをご契約の場合は、各NTTのホームページ上から、解約の予約申し込みを行います。
解約時には、下記の情報・物が必要ですので、事前に準備しておきましょう。
・解約する電話番号
・契約者名
・電話を使用している住所
・本人確認書類(必要な場合)
ひかり電話を利用している場合は、ホームページでは解約ができず、電話で申し込みを行う必要があるため、注意しましょう。
固定電話を解約する際の注意点
固定電話の解約は、節約につながりますが、一方で、注意しておかなければならない点もあります。固定電話解約の際に、気をつけたいポイントは、下記のとおりです。
・公共料金やクレジットカードなどの連絡先を変更する必要がある
・携帯電話をメインで使うことで、通話料金が高くなる可能性がある
・固定電話と同じ会社のプロバイダーや携帯電話を使っている場合は、割り引きがなくなる場合がある
固定電話を解約する際は、節約によるメリットにだけ、目を向けるのではなく、注意点も把握したうえで、解約すべきかどうかを決めましょう。
固定電話を使用しないのであれば解約は大きな節約につながる
もし、固定電話をほとんど使用していないようであれば、解約を検討することをおすすめします。固定電話を解約すると、基本料金を支払う必要がなくなるため、年間2万~4万円ほどの節約につながります。
家計の出費を抑えられるため、ぜひ、この機会に検討してみてください。
※2023/8/22 タイトルを一部修正いたしました
出典
東日本電信電話株式会社 毎月の基本料金
西日本電信電話株式会社 基本料金
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー