更新日: 2023.08.17 家計の見直し
40代で「貯金ゼロ」は28%も!? 平均貯蓄額はどのくらい? おすすめの貯蓄方法も解説
本記事では40代の貯蓄の状況と、おすすめの貯蓄方法について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40代の貯蓄状況
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]令和4年調査結果」によると、40代の金融資産保有額は平均で785万円です。
しかし、「え? うちはそんなに貯蓄していない」と感じる人も多いかもしれません。平均値というものは金融資産を極端に多く保有している人の影響を受けやすく、数字が高く出ることもあります。そのため、中央値も見てみましょう。
中央値は、対象の世帯を金融資産保有額の少ない順に並べた際に、中央に該当する世帯の金融資産保有額を示します。そして、40代世帯の金融資産保有額の中央値は200万円です。
さらに、40代においては金融資産非保有世帯の割合が28.4%にもなります。このことから、理想の貯蓄に達していない世帯も多いものと思われます。
貯蓄額を増やすおすすめの方法
現時点で貯蓄が思うようにできていない場合、どうすれば計画的に毎月の貯蓄額を増やせるのでしょうか。ここではおすすめの方法を4つ解説していきます。
先取り貯蓄の後に毎月の予算を決める
貯蓄ができていない人の多くは、「お金が余ったら貯蓄しよう」と考えがちです。しかし、それではお金は貯まりません。毎月確実に貯蓄をしたいのであれば、余った金額を貯蓄するのではなく、あらかじめ貯蓄額を決め、残りで毎月の予算を決めることをおすすめします。
毎月の予算を決める際には、家計簿を付けて収支を把握し、無駄をなくしたり、無駄を「見える化」したりすることを心がけましょう。
住宅ローンの借り換えをおこなう
住宅を保有している人の場合、住宅ローンは毎月の支出の中でも金額が高く、頭を悩ませているかもしれません。住宅ローンについては、現在よりも低い金利の住宅ローンに借り換えをおこなうことで、返済の負担を軽減できる可能性があります。
ただ、借り換えには手数料もかかりますので、現在の住宅ローンの金利と今後の金利次第では、あまりメリットがない可能性もありますので、よくシミュレーションするようにしましょう。
通信費や保険料を見直す
毎月払っている携帯電話やインターネットなどの通信費や、各種保険料などの固定費は、一度見直すとずっと節約効果があるものなので、定期的に見直したいところです。携帯電話はより安いキャリアへの乗り換えの検討、各種保険は生活環境の変化に応じた定期的な見直しが大切です。
保険については、例えば家を建てた、子どもが産まれた、子どもが独立したなど、ライフステージの変化が絶好の見直しタイミングです。
副業をする
貯蓄を増やす方法としては、節約だけでなく、収入を増やすことも検討材料の一つです。近年、政府も副業を推進していますので、多くの企業で副業が許可されるようになってきました。
世の中にはさまざまな副業がありますので、会社の規程などを確認のうえ、自分に合った副業を始めてみてもよいでしょう。
まとめ
40代では、10組の世帯の内、約3組が金融資産を保有していません。「みんな貯蓄ができていないからうちも大丈夫」と思わずに、先のことを見据えて、各家庭ごとにある程度の貯蓄はしておきたいものです。
本記事で紹介した方法も参考に、安定的に貯蓄できる方法を考えてみましょう。
出典
金融広報中央委員会 (参考)家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]令和4年調査結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー