更新日: 2023.08.17 貯金
夫婦げんかの理由1位は「お金について」だった!共働き夫婦は意外に貯金しづらい…?
そんななか、「お金関係の話でたびたびけんかになる」という夫婦もいるかもしれません。株式会社OsidOriの調査によると、夫婦げんかの理由で最も多かったものが「お金について」であることが分かりました。
計画的に貯金するには、夫婦で協力し合って取り組むことが大切です。
そこで今回は、共働き夫婦における、効果的な貯金方法をご紹介します。併せて、共働き夫婦のお金事情をみてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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共働き夫婦における1ヶ月あたりの平均貯蓄額は?
まずは、共働き夫婦が月にどれくらい貯金しているのかをみてみましょう。
株式会社ビズヒッツの調査によると、共働き夫婦の月平均貯蓄額は、5万9105円であることが判明。そのなかでも、1~3万円が31.5%で最も多く、次いで3~5万円(27.4%)、5~10万円(20.9%)という結果になりました。
1ヶ月あたりの貯蓄額は、世帯年収やライフスタイルによって異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
共働き夫婦は家計を共有することが大切
夫・妻のそれぞれに収入がある、共働き夫婦。計画的に貯金を進めるには、お金の管理を共有して、お互いに把握することがポイントです。
お金の管理を別々にしていると、支出が把握しづらく、お互いに「相手が貯金しているだろう」と思い込み、うまく貯金できないなどのトラブルが発生するおそれもあります。
お金の使い方や管理方法を統一して、協力して家計を管理することが大切です。
共働き夫婦が貯金を成功させる2種類の方法
共働き夫婦がうまく貯金を進めるには、計画性を持つことが大切です。
ここでは、共働き夫婦におすすめの家計管理方法を、2種類ご紹介します。
夫婦で役割を決めて家計を管理する
ともに収入がある共働き夫婦の場合、役割を決めて家計を管理すると、分かりやすいでしょう。
例えば、夫の収入は生活費にあてて、妻の収入は貯金に回します。妻の貯蓄を取り崩す必要がなくなるため、効率よく貯金できます。さらに、お金の出所が1カ所だけになるため、家計を把握しやすいというメリットがあります。
対して、夫が自由に使えるお金がなくなり、モチベーションの維持が難しくなるというデメリットがあります。お小遣い制をとり入れて、お互いが自由に使えるお金を、明確にしておくとよいでしょう。
共有口座を作りお互いの家計を把握する
共有口座を作り、収支をお互いで把握することも有効です。それぞれの収入に対して、同じ比率の金額を入金するように決めれば、どちらか一方が不公平を感じることはありません。
しかし、共有口座に入れずに残ったお金を、お互いに自由に使ってしまうと、思うように貯金できないことにもなります。
その場合は、共有口座とは別に、貯金専用の口座を作っておくと安心です。毎月決まった額を貯金口座に入れれば、確実に貯金できます。振り込み作業が面倒と感じる人は、給与から一定額を天引きできる、貯蓄サービスを活用するとよいでしょう。
共働き夫婦は二人で家計を管理しよう
共働き夫婦は、収入源が別々であるため、家計を把握しづらく、思うように貯金できないケースもあるでしょう。
夫婦で貯金を成功させるには、家計を把握して、協力して取り組むことが大切です。それぞれがお金に関する役割を分担したり、共有口座を作ったりすることで、計画的に貯蓄を進められるでしょう。
しかし、お互いが同じ方向を向いて貯蓄するには、お金の使い方やルールを、事前に決めておく必要があります。自分たちに合った貯蓄方法を選択しましょう。
出典
株式会社OsidOri 令和時代の「夫婦のお金」のいま 「OsidOri夫婦の家計調査」
株式会社ビズヒッツ お金の使い方調査隊 【共働き夫婦の貯金額や貯金方法】既婚男女507人アンケート調査 「共働き夫婦の貯金額や貯金方法に関する意識調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー