更新日: 2023.08.08 貯金
恋愛は贅沢品に!? 「交際に踏み切れない」未婚男女の悩みとは?
「恋愛に積極的になりたい」
このように考えてはいるものの、一方で「恋愛は贅沢品」と捉えている方も多いことが調査により分かりました。
とはいえ、恋愛をしたくないと思っている人が多いかといえば、そうではないようです。今回は、「未婚男女が思う恋愛とお金」と「恋愛に関する他国との意識の比較」について、アンケート調査をもとにそれぞれご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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未婚男女の3割が恋愛を「贅沢品と思う」と回答
婚活中の未婚男女を対象に、恋愛について「贅沢品と思うか」というテーマでアンケート調査が行われました。428件集まった回答のうち、贅沢品だと回答したのは全体のおよそ3割となる、34.8%でした。
上記回答をしたのは男性のほうが割合が高い傾向にあり、女性30.1%に対し男性38.8%という結果となりました。
また年収別の回答を見ると、図1のとおり、年収400万円以下の男性のおよそ半数が「恋愛は贅沢品だと思う」と答えています。いずれの年収でも、女性より男性のほうが「贅沢品だと思う」と考える方が多いのも特徴です。
図1
出典:株式会社TMSホールディングス 恋愛は贅沢品だと思うか?のアンケート調査
こうした印象があるためか、恋愛に積極的になるにはお金が必要と考えている方も多くいます。男性の67.7%、女性の56.1%が「お金があれば恋愛で積極的になれる」と回答。
男性からは「デート代を全額払えるくらいの財力が必要」、女性からは「金銭的な余裕、気持ちの余裕が必要」との声も上がっており、経済的な余裕と恋愛の関係性が確認できます。
日本人は「恋愛にお金がかかる」と思っている人が多い傾向にある
恋愛に対する金銭的な不安は、日本人に多い悩みといえます。内閣府の「令和2年度少子化社会に関する国際意識調査報告書」で、日本・フランス・ドイツ・スウェーデンにおける恋愛に対する考え方に関する統計が発表されました。
その結果「恋愛はしたいが、お金がかかる」と答えた割合は、図2のとおり、調査した国のなかでもっとも多い11.6%となりました。フランスやスウェーデンの2倍以上、ドイツと比較しても1.5倍以上の割合で、未婚男女が金銭的な不安を抱えている計算となります。
図2
出典:内閣府 令和2年度少子化社会に関する国際意識調査報告書【全体版】交際について
同調査で「恋愛することで人生が豊かになる」と回答している人が47.9%を占めることから考えても、恋愛をしたくないわけではないことが分かります。
恋愛するお金の余裕が必要
本記事では、「未婚男女が思う恋愛とお金」と「恋愛に関する他国との意識の比較」についてご紹介しました。日本の未婚男女にとって、金銭的な不安は恋愛に対する壁となっている状況といえます。
国際的に見てもその傾向が強く、調査結果から、恋愛は贅沢品と捉えている方が多いことが分かるでしょう。今後経済的な余裕が増えれば、交際や恋愛に踏み切れる人も増えるかもしれません。
出典
フィオーレパーティー
株式会社TMSホールディングス 恋愛は贅沢品だと思うか?のアンケート調査
内閣府 令和2年度少子化社会に関する国際意識調査報告書【全体版】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー