更新日: 2023.07.21 家計の見直し
2人暮らしで食費「月8万円」は高い? 外食費の平均や、食費を抑える方法を解説!
本記事では、2人暮らしの食費の平均を外食費などの内訳を含め説明した上で、食費を抑える方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「2人暮らし」の食費は1ヶ月でどれくらい?
総務省の2022年における家計調査によると、2人暮らしの1ヶ月の平均食費は6万7573円です。そして、その内訳は図表1のとおりです。
図表1
穀類(米、パン、麺類他) | 5371円 |
魚介類 | 5980円 |
肉類 | 6058円 |
乳卵類 | 3529円 |
野菜・海藻 | 8522円 |
果物 | 3316円 |
油脂・調味料 | 3389円 |
菓子類 | 5416円 |
調理食品 | 1万396円 |
飲料 | 4459円 |
酒類 | 3462円 |
外食 | 7675円 |
総務省統計局 家計調査 家計調査編 二人以上の世帯 2022年を基に作成
高額なイメージの外食ですが、率としては食費の中でも11%程度と多くなく、穀類や魚介類、肉類、野菜などの生活に必要な品目が多くの割合を占めています。
食費は年収によっても異なる
平均食費6万7573円は全体の平均ですが、世帯収入によっても食費は異なります。1世帯あたりの年収に応じた、食費の金額は図表2のとおりです。
図表2
200万円未満 | 5万2569円 |
200~250万円 | 5万8698円 |
250~300万円 | 6万1679円 |
300~350万円 | 6万6504円 |
350~400万円 | 6万9892円 |
400~450万円 | 7万3157円 |
450~500万円 | 7万4711円 |
500~550万円 | 7万3146円 |
550~600万円 | 7万4793円 |
600~650万円 | 7万6287円 |
650~700万円 | 7万8337円 |
700~750万円 | 8万1772円 |
750~800万円 | 8万3517円 |
800~900万円 | 8万8056円 |
900~1000万円 | 8万9512円 |
1000~1250万円 | 9万7141円 |
1250~1500万円 | 10万2045円 |
1500万円以上 | 11万5072円 |
総務省統計局 家計調査 家計調査編 二人以上の世帯 2022年を基に作成
やはり、年収が上がるほど食費は増えていくようです。タイトルの食費が月8万円以上についてですが、一般的には世帯年収が700万円程度であれば妥当と言えるでしょう。
食費を抑えるポイント
食費は無理に抑えるとストレスになりかねませんが、うまく工夫することで節約も可能です。何点かポイントを見ていきましょう。
事前に買うものを決めておく
食費が気づかぬうちに高くなっている要因としては、ついつい余計な物を買ってしまっている場合があります。
対策として、買い物前に買うものを決めておくことが有効です。あらかじめ購入するものをメモしておけば、セールだからと言って予定外の物を購入して出費を増やすこともありません。
とはいえ、安い食材を買うこと自体は結果的に節約になることもあります。長持ちしたり、使い回せたりする食材であれば、多少予定外の購入でもよい場合もあります。
買い物の回数を減らす
買い物は、回数が増えれば増えるほど余計なものを買うリスクが増えます。また、子どもを連れて行く場合も、ついついお菓子やアイスなどをねだられて購入してしまうこともあるでしょう。
そのため、できるだけ買い物の回数を減らし、まとめ買いをすることも有効です。例えば、日曜日に冷蔵庫の中身を見た上で一週間の献立を決め、一気に食材を購入すれば、食材も無駄にせず、余計な物を買ってしまう頻度も減らせます。
コスパのよい食材を購入する
肉類であれば鶏むね肉や豚こま切れ肉、野菜であればキャベツやもやしといった、量のわりに金額が安い食材を購入することも有効です。もともとの価格が低いため、大量に購入してもそれほど高くはなりません。
また、セールや特売品をあらかじめチェックしておき、献立の範囲内で活用すれば、お得に買い物できるかもしれません。
節約するなら、食費だけでなく生活費全体も無理なく見直してみよう
もし、自身と同じ年収の世帯よりも食費が高ければ、本記事で紹介したポイントを試してみるのもよいでしょう。しかし、収入の中で何にいくらお金を使うかは、それぞれの世帯に応じた考えや価値観があります。
中には、食費はお金をかけて、他を節約するという場合もあります。節約する際には、食費だけでなく、生活費全体で何を節約するのか見極め、無理のない範囲で行うようにしましょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計調査編 二人以上の世帯 2022年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー