更新日: 2023.07.19 その他家計

「年間5万円」の節約に!? 食費を抑えるなら「業務スーパー」「ドン・キホーテ」をどう使い分けるべき?

「年間5万円」の節約に!? 食費を抑えるなら「業務スーパー」「ドン・キホーテ」をどう使い分けるべき?
近頃、買い物をすると「あれ? 思ったよりも高い」と感じることが増えていませんか? 物価が上がり、今まで通りの生活でも以前より食費がかさみます。
 
そこで、本記事では「安い」といわれている「ドン・キホーテ(以下、ドンキ)」と「業務スーパー(以下、業スー)」のどちらが食費の節約に役立つのか調べてみました。使い分けることで、年間5万円以上の食費が浮く方法も解説します(価格は税込表示。価格は店舗ごとに異なる場合あり)。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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コスパは業務スーパーが有利! ただし注意点も

まずは「チキンナゲット」を比べてみましょう。業スーは500グラムで394円に対してドンキは400グラムで322円。100グラムあたりでは78.8円と80.5円で業スーの勝利です。
 
「チキンナゲット」業務スーパー公式HPより引用
 
ツナ缶も業スーは80グラムの4缶セットで338円、ドンキは70グラムの10缶セットで868円なので、10グラムあたりで比べると業スーが割安です。
 
「ライトツナフレーク缶(かつお油漬)」業務スーパー公式HPより引用
 
業スーは冷凍野菜が豊富で「揚げなす」を比べると500グラムで201円なのに対し、ドンキは400グラム268円で売られています。やはり業スーのほうが、容量の大きい商品のコストパフォーマンスは高いといえます。
 
「ライトツナフレーク かつお 10缶パック」ドン・キホーテ公式HPより引用
 
ただし買う際は「容量が多すぎて使い切れない」と食材をムダにしないように気をつけましょう。日頃よく使う食材にしぼって買うと食費を効率的に節約できます。
 

ドン・キホーテはおかず代の節約に活躍

ドンキは「情熱価格」というプライベートブランド商品が豊富で、特に業スーと比べると小分けの商品や、すぐに食べられる冷凍総菜が充実しています。
 
例えば冷凍パスタ1人前(380~400グラム)なら214円です。コンビニだとローソンで322円、ファミリーマートでは325円で売られているので、100円以上おトクで内容量も多いです。
 
レンジで温めるだけの唐揚げやコロッケも充実しているので、冷凍総菜を買いだめしておけば、コンビニやスーパーでつい買ってしまう総菜代の節約になります。
 
「ヤバ盛りナポリタン」ドン・キホーテ公式HPより引用
 

使い分ければ食費が5万円安くなる?

総務省の家計調査によれば2022年の食費は2021年と比べて年間3万円ほど増えており、物価上昇によって負担はこの先さらに重くなるかもしれません。では、業スーの冷凍野菜を活用すると1世帯でいくら節約になるでしょうか。
 
総務省の調査によると、ジャガイモの年間消費量平均(2人以上世帯あたり)は8970グラムとなっています。ジャガイモの平均価格は1キログラムあたり407円ですが、業スーの「ポテト」を使えば1キログラム338円なので年間で600円ほど抑えられます。
 
ほうれん草の年間消費量平均(2人以上世帯あたり)は2921グラムで、価格は現在1キログラムあたり856円ですが「カットほうれん草」なら500グラムで224円、年間で1200円ほど節約できる計算です。
 
2品目の野菜を置きかえただけで年間2000円の節約になり、皮むきやカットなどの下ごしらえの時短にもなるので便利です。
 
「冷凍ほうれん草」業務スーパー公式HPより引用
 
週に1回くらいお弁当を買ったり総菜を使ったりする人も多いですが、ドンキの冷凍総菜を利用したケースで考えてみましょう。コンビニのパスタは4人家族なら2000円ほどかかりますが、ドンキの冷凍パスタに月2回置きかえるだけで年間2万円以上お金が浮く計算です。コンビニの冷凍パスタと比べても年間1万円以上安くなるでしょう。
 
日本では唐揚げが人気で、ニチレイフーズの調査によると、1ヶ月に平均12個食べているという調査もあります。コンビニで買うと4個で260円ですが、業スーの温めるだけの唐揚げなら1キログラム791円で30個以上入っていて、4個なら約104円です。
 
4人家族なら年間2万2000円以上も安く済み、業スーとドンキの食材や総菜を使えばラクに年間5万円以上の食費を節約できる家庭もあるでしょう。
 
「お肉にこだわったあっさり唐揚げ」業務スーパー公式HPより引用
 
食費の節約はガマンすると続きません。業スーとドンキのお買い得商品を使い分けて、終わりの見えない値上げの波を乗り切りたいですね。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)

株式会社ニチレイフーズ 全国から揚げ調査 2021

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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