更新日: 2023.07.13 家計の見直し
光熱費を「節約」するにはどうしたらいいの?今日から取り組める「節約術」を解説!
光熱費は、生活していくうえで、毎月必要な費用です。そのため、光熱費を節約する方法を知っておけば、年間に節約できる金額も大きくなるでしょう。
今回は、光熱費の平均額や、節約する具体的な方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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光熱費がどのくらいかを知る
自宅の光熱費が、月々に、どのくらいかかっているのかを知っておく必要があります。まずは、全国的な平均を確認してみましょう。
家計調査によると、電気代とガス代の全国的な平均金額は、以下の通りです。
・単身世帯の電気代:6808円/月
・単身世帯のガス代:3331円/月
・二人以上世帯電気代:1万3617円/月
・二人以上世帯ガス代:6796円/月
地域によって金額に差はありますが、全国平均はこのようになります。また、二人以上世帯は、人数が増えれば増えるだけ、金額も上がります。
上記の金額と比べて、自宅の光熱費がかかりすぎている場合は、大きく節約できるかもしれません。
具体的な節約方法
光熱費を節約するには、いくつかの方法があります。特にエアコンなどは、電気使用量に占める割合が大きいため、使い方次第では、大きな節約につなげられます。
エアコン以外にも、冷蔵庫やお風呂など、おすすめの節約方法がありますので、実際にやってみましょう。
冷房を節約
電気代のかかる冷房は、部屋の温度を下げることが目的です。つまり、エアコン以外で、部屋の温度を下げる工夫ができれば、電気代を節約できます。
カーテンを閉めて、日差しを遮断して温度を上がりにくくしたり、比較的電気代の安い扇風機などで空気を循環させたりすると、効果的です。
温度設定は下げすぎず、エアコンのメンテナンスも怠らないようにすれば、より節約につなげられます。
暖房の節約
暖房で部屋を暖かくする際には、ファンヒーターなどを使って、一気に温度を上げます。部屋の温度が上がったところで、ファンヒーターを切れば、暖房の負担を減らせて、節約につなげられます。
また、室温が10℃以上ならば、湿度を高くすれば、暖かく感じられます。乾燥している場合は、湿度を上げるようにしましょう。ただし、10℃以下になると、高い湿度は逆効果となりますので、室温が、10℃以上であることが条件です。
冷蔵庫の節約
冷蔵庫は、常に稼働していなければならない家電です。そのため、冷蔵庫もまた、電気代のかかる家電といえます。
冷蔵庫は、低い温度を保つために電力を使います。そのため、必要以上に開閉したり熱いものを入れたりせず、温度が上がらないように意識しましょう。特に、熱いものを入れてしまうと、ほかの食材にまで悪影響を与えるため、注意が必要です。
また、冷蔵庫の中にものが多いと、冷え方が悪くなってしまうため、空間に余裕を持って入れるようにしましょう。ただし、冷凍庫は、できるだけたくさん詰め込んだほうが、冷えやすくなる性質があります。冷蔵庫には余裕を持たせて、冷凍庫には多めに入れるように、意識しましょう。
お風呂の節約
お風呂でシャワーを浴びる場合は、お湯の出しっぱなしに注意しましょう。こまめに止めることがポイントで、節水できるシャワーヘッドなどを使うこともおすすめです。
湯船につかる場合は、お湯の張りすぎや、沸かしすぎにも注意が必要です。二人以上世帯であれば、追い炊きをしなくてもすむように、温度が下がる前に入浴するようにしましょう。また、お湯を張ったら、フタをして、熱を逃がさないようにすることも効果的です。残り湯は捨てずに、洗濯などに再利用すれば、節水にもつながります。
お風呂は、大量の水を使用して、大量の水を温めるための費用もかかります。そのため、お風呂の光熱費を抑えられれば、大きな節約につなげられるでしょう。
光熱費を抑える方法を知って、無理のない節約をしよう
自宅の光熱費の金額が、どれくらいであるのかを知ることで、節約への意識を高められるでしょう。
家電の特徴を知っておけば、余計なエネルギーを消費せずに、光熱費を節約できます。ただし、無理な節約をすると、生活費に余裕はできたとしても、豊かな生活は送れません。
今回ご紹介した節約方法を参考にして、できる範囲で光熱費を抑えて、エネルギー高騰に向けての対策をしておくとよいでしょう。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)
家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表
家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー