更新日: 2023.07.11 その他家計

トイレットペーパーはシングル派?ダブル派?どちらがお得なのかを「実際に」検証してみた

トイレットペーパーはシングル派?ダブル派?どちらがお得なのかを「実際に」検証してみた
昨今、物価高騰や円安の影響で、トイレットペーパー・ティッシュなどの家庭紙の値上げが相次いでいます。今後も、さらなる値上げが懸念されるなか、なるべく、紙製品などの消耗品を節約したいと考える人も多いでしょう。
 
そこで今回は、トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」で、どちらがお得なのかを、実際に検証しました。
 
家計の負担を少しでも減らしたい人は、ぜひ、お役立てください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1人あたりのトイレットペーパー消費量は1週間で1ロール

日本家庭紙工業会は、過去のデータより、1人あたりのトイレットペーパーの消費量は、1週間で、1ロールほどであると発表しました。4人家族の場合には、1ヶ月で、16ロールほど消費していることになります。ただし、トイレットペーパーの消費量には、個人差があります。
 
どれくらいのペースで、トイレットペーパーを買えばよいのかを迷う人は、このデータを参考にすると、買い忘れや買い過ぎを防げるでしょう。
 

実際に検証してみた 「シングル」と「ダブル」で1回あたりの使用量に違いはあるのか?

トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」で、1回の使用量に違いはあるのかを、実際に計測して検証しました。結果は、以下の通りです。
 

●シングル:小便時で1.7メートル、大便時で3.4メートル
●ダブル:小便時で1.0メートル、大便時で2.2メートル

※検証者:筆者(女)、複数回計測したその平均値

 
この結果から、1回あたりに使用する長さは、シングルのほうが、ダブルに比べて長いことが分かります。
 
しかし、単純に、ダブルの使用する長さが、シングルの半分というわけではありませんでした。シングルからダブルに変えたとしても、意識的に使う分を減らさないと、使用時に引っ張り出してしまう長さは、比率通りには変わらない印象でした。
 

検証結果からみる 結局トイレットペーパーは「シングル」と「ダブル」のどっちがお得?

検証結果から、トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」で、どちらがお得かを計算しました。トイレットペーパー1ロールあたりの一般的な長さは、以下の通りです。
 

●シングル:55メートル~
●ダブル:30メートル~

 
ただし、最近では「1.5倍巻き」や「2倍巻き」など、1ロールあたりの長さが多くなっている商品もあります。価格は、シングルとダブルで差はありませんでした。
 
今回は、一日に、大便を1回、小便を7回したと仮定して、計算します。すると、一日あたりのトイレットペーパー使用量は、以下になります。
 

●シングル:15.3メートル
●ダブル:9.2メートル日

 
1ヶ月あたりで計算すると、シングルが459メートル(約8.3ロール)、ダブルが276メートル(約9.2ロール)でした。
 
結果から、1ヶ月に使用するトイレットペーパーのロール数は、ダブルのほうが多いことが分かりました。ダブル使用時は、シングルのときよりも少なく使うことを意識しないと、あまり節約にはつながらないといえるでしょう。
 
しかし、トイレットペーパーの使用量には個人差があるため、一概に、どちらがお得とはいい切れません。今回の検証結果は、あくまで目安として参考にしてください。
 

トイレットペーパーは使い過ぎを意識することで節約できる

今回の検証より、トイレットペーパーの1ヶ月あたりの使用ロール数は「ダブル」のほうが多い結果となりました。理由としては「ダブルで1回に使用する長さが、シングルの半分ではなかった」などが挙げられます。
 
トイレットペーパーの使用量を減らして節約するのであれば、使い過ぎないように、適切な量での使用を意識することが大切です。
 
また、トイレットペーパーは「シングル」と「ダブル」で使用感が異なります。ちなみに、ダブルは二重構造であり、厚みがあり、やわらかな使用感が特徴です。さらに、吸水力にも優れているため、温水洗浄便座などを使用する人におすすめです。
 
トイレットペーパーの節約には、使用量を意識することがポイントですが、使用環境や使用感で選ぶのもよいでしょう。
 

出典

日本製紙連合会 日本家庭紙工業会「日本家庭紙工業会からのお知らせ(第2報)」

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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