更新日: 2023.07.11 家計の見直し

1人暮らしで電気代とガス代が合わせて3万円! どうすれば金額を減らせますか?

1人暮らしで電気代とガス代が合わせて3万円! どうすれば金額を減らせますか?
「1人暮らしなのに電気代・ガス代の合計が3万円だった」「1人暮らしの電気代・ガス代の平均はどれくらい?」などと考えていませんか。家計を安定させるため、節約を検討している方もいるでしょう。
 
結論から述べると、1人暮らしの電気代・ガス代の合計3万円は平均を大きく上回ります。ここでは、単身世帯における電気代・ガス代の平均額を紹介するとともに、これらの料金が高くなる原因、取り組みたい節約方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1人暮らしの電気代とガス代はどれくらい?

電気代とガス代の平均は、総務省統計局が発表している「家計調査」に記載されています。同調査によると、2022年における単身世帯の電気代は1ヶ月あたり平均6808円、ガス代は1ヶ月あたり平均3331円、これらの合計は1ヶ月あたり平均1万139円です。1人暮らしで電気代・ガス代の合計が3万円は、平均よりもかなり高いといえるでしょう。
 

電気代・ガス代が高すぎるときに考えられること

電気代・ガス代が高すぎる理由はさまざまです。考えられる理由を紹介します。
 

・季節の影響

一時的に電気代・ガス代が高くなっている場合は季節の影響が考えられます。電気代・ガス代とも、夏よりも冬のほうが高くなる傾向があります。室温・水温と設定温度の差が大きくなるからです。部屋や湯を温めるため、電気消費量・ガス消費量が多くなります。
 

・生活習慣の影響

毎月の料金が高い場合は、生活習慣の影響が考えられます。例えば、扉を開けたまま冷暖房を運転している、洗い物をするときにお湯を出しっぱなしにしている、電気を付けっぱなしにしている、などの生活を続けていると、電気代・ガス代は平均よりも高くなってしまいます。電気やガスを必要以上に消費してしまうからです。
 

・使用している家電やガス器具の影響

家電やガス器具によっても電気代・ガス代は変動します。古い家電やガス器具は、これらの料金が高くなりやすい傾向があります。最新の製品に比べて省エネ性能が低いからです。使用頻度の高い家電やガス器具の省エネ性能が低いと、電気代・ガス代は予想以上に高くなってしまうでしょう。
 

電気代・ガス代を節約する方法

電気代・ガス代は次の方法で節約できる可能性があります。
 

・生活習慣の見直し

電気やガスを無駄に消費している場合は、生活習慣を見直すとこれらの料金を削減できます。例えば、外気温6度のときに暖房の設定温度を21度から20度に変更すると、年間で1650円(ガスファンヒーターは年間で1320円)、冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」へ変更すると、年間で1910円の節約になります。
 
また、電気ポットを使用しないときにプラグを抜くと、年間で3330円(2.2Lの水を沸かし半分を使用して6時間保温した場合と比較)の節約になります。
 

・古い家電、ガス器具を新しくする

古い家電・ガス器具を使用している場合は、省エネ性能の高い製品へ買い替えることを検討しましょう。例えば、54Wの白熱電球を、9Wの電球型LEDランプへ変更すると、年間で2790円(年間2,000時間使用)の節約になります。
 

・電力会社の見直し

電力会社の見直しも有効な対策です。電力の小売り全面自由化以降、さまざまな新電力会社・電力プランが登場しています。自分に合っているものを選ぶと、電気料金を大幅に削減できる可能性があります。例えば、電気使用量が多い場合は、電力量料金が安い新電力・電力プランを選ぶとお得になる可能性があります。
 

電気代・ガス代が気になるときは複数の対策に取り組もう

単身世帯の電気代は平均6808円、ガス代は平均3331円です。これらの合計が3万円程度の場合、平均よりかなり高いと考えられます。残念ながら、これをすれば電気代・ガス代が劇的に安くなるといった方法はありません。
 
原因を見極めて取り除くとともに、できる対策を組み合わせて実行することが大切です。生活習慣の見直し、古い家電・ガス器具の買い替え・電力会社の乗り換えなど、自分に合った節約方法を検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯

e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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