更新日: 2023.07.10 働き方

退職を考えていますが、再就職するまでの生活費が不安で一歩が踏み出せません……。「退職後」に受け取れるお金はありますか?

退職を考えていますが、再就職するまでの生活費が不安で一歩が踏み出せません……。「退職後」に受け取れるお金はありますか?
「今の仕事を辞めたい。少し休みたいのだけど、その間のお金が心配で、一歩が踏み出せない……」
 
このように、悩まれている方は多いのではないでしょうか。
 
実は、退職して受け取れるお金は、退職金や失業手当だけではありません。退職後にも、手続きをすれば、受け取れるお金があります。
 
今回は、退職後に受け取れるお金と、手当を受け取る際の注意点、迷ったときに相談できる場所などについて、ご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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退職後に受け取れるお金はある?

雇用保険に加入していた方の場合、退職後に受け取れるお金は、失業手当(雇用保険の基本手当)だけに限られません。
 
「転職したいけれど、再就職するまで、退職金や失業手当だけで生活をしていけるか不安」という場合は、失業にともなって受け取れるお金を、表1にまとめましたので、利用できる制度があるかを確認しておきましょう。
 
表1
 

 
※筆者作成
 
ただし、手当を受け取るには、それぞれ、複数の受給条件をクリアする必要があります。例えば、季節を限定して、短期的に就業した方が受け取れる「特例一時金」の給付条件は、以下のとおりです。
 

<特例一時金の給付条件例>

●短期特例被保険者だった
●求職しているが、次の仕事へ就職できずにいる
●離職する前の1年間で、11日以上勤務した月が、通算6ヶ月以上ある

 
表1に記載した手当には、それぞれ、異なる条件が設けられています。受け取れそうな手当があったときは、まず、条件を確認しておくことが大切です。
 

迷ったときに相談できる場所は?

「手当を受け取りたいけれど、自身が対象になるのかが、いまいち分からない」「手続き方法がよく分からない」などという場合もあるのではないでしょうか。その場合は、ハローワークで質問しましょう。それは、手当を受給するためには、いずれにしても、ハローワークで手続きする必要があるからです。
 
ひとりで悩んでいるうちに、貯金が減ってしまうことを避けるためには、早めに相談して、受け取れる手当は受け取っておく必要があります。
 

制度をきちんと利用して転職期間の不安を減らそう

退職後には、状況に応じて、手当が受け取れます。
 
しかし、いずれも受給の条件が異なるうえ、金額も、退職前の給料によって変動するため、少々複雑に感じるかもしれません。もし、よく分からないと感じたのならば、早めにハローワークへ相談しましょう。
 

出典

厚生労働省ハローワークインターネットサービス「基本手当について」

離職されたみなさまへ<特例一時金のご案内>

業務取扱要領 90001-91000雇用保険日雇関係(P53)

常用就職支度手当について

「求職活動関係役務利用費」のご案内

「広域求職活動費」と「移転費」のご案内

Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~

「短期訓練受講費」のご案内

教育訓練給付制度

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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