更新日: 2023.07.04 家計の見直し
1人暮らしの食費を週「5000円」に抑えるための食材リスト&節約術
ここでは一人暮らし世帯の年齢・性別・収入別の食費や、無理なく食費を抑えられる食材3品、さらには日頃からできる節約術について解説します。
一人暮らしで必要な食費はいくら?
2023年に総務省統計局が実施した家計調査によると、一人暮らしで必要な食費の平均額は3万7765円であると発表されました。では、年齢や性別、収入別ではどれくらい差があるのでしょうか。
年齢ごとの平均金額
34歳以下が3万5511円という金額に対し、35歳から59歳までの世代では平均4万2265円という結果でした。30代半ばを過ぎた働き盛り世代ということもあり、飲み会や外食などに食費を費やしていると考えられます。
男女ごとの平均金額
独身男性の平均食費額が4万3025円に対し、独身女性は3万3107円です。特に、女性34歳以下の世代では、平均食費額が2万7538円と、全体でも一番低い金額となりました。
食費が抑えられるおすすめの食材3品
ここでは、統計で示されている食費の平均金額よりも、食費を抑えられる方法を考えていきます。少ない食費で満腹感を得られる食材に、キノコ類や豆腐、鶏むね肉などがあります。味つけ次第では毎日飽きずに食べることができるので、自分にあった調理方法を見つけましょう。
キノコ類
ぶなしめじやえのき茸は低カロリーで食べ応えがあり、食費を抑える節約飯に欠かせない食材です。
お肉と一緒に炒めるだけではなく、季節のお野菜との蒸し物などもおすすめです。ポン酢やごまだれと一緒に食べることで満足感もアップします。
豆腐
豆腐は、冷や奴や湯豆腐といったシンプルなメニュー以外にも、ハンバーグの具材などに使用可能です。
かさ増しアイテムとしてひき肉の量を減らしつつ、ふわふわとした食感も楽しめるため、おすすめの調理法です。
鶏むね肉
肉類のなかでも比較的安価で購入できる鶏むね肉は、和洋中、どの味つけでも楽しめる食材です。
働き盛りの方には甘辛く焼いた照り焼きチキン、ダイエットも兼ねたい方には中華風蒸し鶏といったように、さまざまな調理方法があります。
食費を週5000円に抑えるためのマル秘節約術5選
では、節約方法としてはどのように行うべきなのでしょうか。ここでは、日頃から継続できるマル秘節約術を5つに厳選して紹介いたします。
購入した食品は無駄なく使用する
コスパがいいからと大容量のものを買っても、使いきれずに捨ててしまってはお金も無駄になります。食材を余らせないためにも、使いきれる量を購入するよう心がけましょう。その日の献立をあらかじめ考えたうえでスーパーに向かうのがおすすめです。
おひとりさま用のカット野菜や、小分けにされたお肉などを上手に活用しましょう。
冷蔵庫の中身は常に把握する
まとめ買いなどでたくさん購入した際には、メモやホワイトボードなどで書き残すとよいでしょう。冷蔵庫にある食品の賞味期限を把握することで、食材を無駄にする心配もなくなります。
また、一度に使いきれない食品は冷凍庫にしまうと、長期保存ができるため廃棄ロスの削減になります。
スーパーの特売日をスマホカレンダーに記す
普段から買い物をするお店のお得情報は、スマホのカレンダーアプリに登録するのがおすすめです。
月曜日は卵が安い、水曜日は野菜が安いといったように、曜日ごとの特売品を知っておくことで、その日の献立も決めやすく、余計な買い物をせずに済みます。
衝動買いをしないために空腹状態で買い物をしない
仕事終わりなどに買い物をする際、お総菜コーナーの揚げ物やスイーツコーナーなどの誘惑に目が行きがちです。
できる限り余計なものを買わないためにも、少しおなかに食べ物を入れた状態で出掛けるとよいでしょう。
嗜好品の購入を週1~2回に抑える
お酒や甘いものが好きな人にとって、食事のあとのプチぜいたくはなかなかやめられない習慣です。
嗜好品の購入を、食費削減のためにいきなりやめてしまっては、ストレスの原因にもなってしまいます。週末だけのちょっとした楽しみにするなど、週1~2回程度に抑えてみてはいかがでしょうか。
計画的な生活で無理ない節約をしよう
一人暮らしで月平均4万円かかる食費を節約するためには、購入する食材の見直しや、余計な買い物をしないなどの工夫が大切です。無理なくコツコツ続けるためにも、買い物をする前の準備や、購入後の管理なども徹底しましょう。
出典
e-stat 家計調査 家計収支編 単身世帯 用途分類(男女、年齢階級別)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー