更新日: 2023.06.26 その他家計

毎日会社で「ペットボトルの水」を買うのはコスパ悪い?「水筒持参」の場合との差額を検証

毎日会社で「ペットボトルの水」を買うのはコスパ悪い?「水筒持参」の場合との差額を検証
健康な体を維持するには適度な水分を保つ必要があります。そのためには、日頃からこまめに水分補給することが大切です。ペットボトルを購入するのが手っ取り早い方法ですが、毎日の積み重ねにより家計を圧迫するかもしれません。
 
ここでは、会社でペットボトルを購入する方法と自宅から水筒を持参する方法を例にして、それぞれのメリットやデメリットにも触れていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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水の値段だけで比較した場合

ここでは、会社で購入するペットボトルの水(500ミリリットル・80円前後)と、自宅で用意したペットボトルの水(2リットル・110円前後)を例にして、両者の値段を比較してみました。
 
こちらに関して、2リットルのペットボトルを500ミリリットルに換算して27.5円(110円÷4)、出社は月20日に設定にしています。

・1日あたりの値段

会社でペットボトルを購入した場合:80円
自宅から水筒を持参した場合:27.5円
両者の差額:52.5円(80円-27.5円)

・1ヶ月あたりの値段

会社でペットボトルを購入した場合:1600円(80円×20日)
自宅から水筒を持参した場合:550円(27.5円×20日)
両者の差額:1050円(1600円-550円)

・1年あたりの値段

会社でペットボトルを購入した場合:1万9200円(1600円×12ヶ月)
自宅から水筒を持参した場合:6600円(550円×12ヶ月)
両者の差額:1万2600円(1万9200円-6600円)

 
1日分だけでも既に52.5円の差額が生じることがわかりました。そのため、値段だけで単純比較していくと自宅から水筒を持参したほうがお得だといえるでしょう。
 

会社でペットボトルを購入するメリットとデメリット

ここからは、ペットボトルの水と水筒の持参、それぞれのメリットとデメリットについて説明していきます。まずは会社でペットボトルを購入する場合です。
 

・メリット

会社でペットボトルを購入する大きなメリットは、飲みたいときに購入できることです。しかも、社内で飲みきることができれば荷物にもなりません。ペットボトルをバッグに入れるときに懸念される結露も発生しないので安心です。
 

・デメリット

ここではペットボトルの水が500ミリリットルで80円前後の設定なので、一般的な自動販売機よりは安く購入できます。それでも、水筒を持参するよりは割高になってしまいます。しかも、出勤途中に喉が渇いても会社まで我慢しなければなりません。
 

自宅から水筒を持参するメリットとデメリット

次に、自宅から水筒を持参するメリットとデメリットについても考えてみましょう。
 

・メリット

やはり大きなメリットは家計の節約につながることです。ペットボトルの容量が大きいほど割安傾向にあります。2リットルの大きいペットボトルから500ミリリットル分を水筒に入れるだけでも、かなりの節約になるでしょう。水筒に水が残っていれば道中での水分補給にも役立ちます。いろいろな水筒から自分に合ったものを選べることもメリットです。
 

・デメリット

水筒の分だけ荷物が増えるのがデメリットといえます。弁当の持参でさらなる節約が期待されるとはいえ、ふだんから荷物が多い人にはストレスになるかもしれません。蓋をしっかり閉めないと中身がこぼれることもデメリットです。
 
水筒を洗う手間暇がかかるので、忙しいときは面倒に感じるかもしれません。そうならないためには、口が広い水筒やパーツの少ない水筒を選ぶのも一案です。
 

どちらがよいのかはケース・バイ・ケース! 無理のない方法を取り入れよう

家計節約のためには水筒を持参することが理想だとわかりました。一方、水筒を持ち歩いたり洗ったりする手間暇がかかるため、面倒に感じるかもしれません。このような理由もあり、水の値段だけで判断しないことが大切です。その場に合わせて柔軟に対応することも考えましょう。
 
なお、口飲みをすると衛生面での心配がでてきます。水筒だけでなくペットボトルの水を飲む場合も、可能な限りコップに移すなどの工夫をしましょう。
 

出典

厚生労働省 清涼飲料水中の汚染原因物質に関する研究
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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