更新日: 2023.06.24 家計の見直し

エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代は1ヶ月でどのくらいになる? 電気代を抑える方法「5選」

エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代は1ヶ月でどのくらいになる? 電気代を抑える方法「5選」
梅雨が明けたらいよいよ夏本番。エアコンの出番ですね。ただ、今年は電気代も値上げされているため、多くの人にとって電気代がより気になるのではないでしょうか。
 
本記事では、エアコンの使用を我慢することなく、電気代を抑える方法を紹介します。

執筆者:八木友之()

エアコンにかかる電気代はいくら?


まずはエアコンにどのくらいの電気代がかかっているのかを計算してみましょう。
 
1kWh(キロワットアワー)の単価は契約先の電力会社、契約プランにより異なるため、本記事では公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会により示されている目安単価31円を使用します。
 
この単価は主要電力会社10社の平均単価となっており、消費税込みの金額です。それでは、2023年6月時点での最新機種を用いて畳数別で計算してみます。
 

【6畳用】三菱「霧ヶ峰」

6畳用は三菱電機の霧ヶ峰で計算してみます。カタログに記載されている冷房使用時の消費電力425Wを電気代にすると、1時間当たり約13円になります。
 
425W÷1000×31円=約13円
 
エアコンを毎日24時間つけ続けた場合の1ヶ月の電気代は約9360円です。
 

【10畳用】ダイキン「うるさらX」

10畳用はダイキン工業のうるさらXで計算してみましょう。冷房時の消費電力は550Wで、電気代は1時間当たり約17円です。
 
550W÷1000×31円=約17円
 
6畳用と同様、エアコンを毎日24時間、1ヶ月間つけ続けた場合の電気代を計算すると、約1万2240円になります。
 

【20畳用】Panasonic「エオリア」

最後にPanasonicのエオリアです。20畳用ともなると冷房時の消費電力は1880Wとなっており、1時間当たりの電気代は約58円になります。
 
1880W÷1000×31円=約58円
 
6畳用、10畳用と同様の稼働時間とした場合の1ヶ月の電気代は、約4万1760円です。
 

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エアコンの電気代を抑える技5選


最新機種といえども、毎日継続的に使用するエアコンには大きな電気代がかかります。何気ない工夫で少しでも節電できるとうれしいですね。5つの方法を紹介します。
 

エアコンを入れる前に換気する

起床後や帰宅後にはすぐエアコンをつけるのではなく、まずは窓を開けて換気しましょう。向かい合わせの窓を開ける、扇風機を使うなどすると、効率的に家の中の熱が外へ出ていきます。
 

風向きを「上」にする

冷たい空気は上から下に流れます。エアコンの風向きを上にすることによって、効率的に部屋全体を冷やせます。身体に冷風が直接当たらないのもメリットといえるでしょう。
 

風量はオート設定にする

風量はオート設定がおすすめです。部屋が冷えるまでは強風、冷えた後は弱風など、最も効率のよい冷やし方をしてくれます。
 
「ずっと微風にしておく方が節電になる」と思うかもしれませんが、微風ではなかなか部屋が冷えないため、結果として余分な電力を使う可能性が高くなります。
 

室外機に日を当てない

室外機は部屋の熱を外に排出する際に多くの電気を使用します。室外機に日光が当たるなどして熱を持ってしまうと、熱を捨てる効率が低下し、消費電力が上がってしまうのです。日よけパネルを乗せるなど、日が当たらない工夫をしましょう。
 

少しの外出なら消さない

エアコンの電気代が最も多くかかるタイミングは、暑い部屋を設定温度にまで冷やすときです。少しの外出であれば、エアコンをつけたまま出掛けたた方がかえって節電になります。
 

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まとめ

暑い季節にエアコンを使い、電気代がかかるのは致し方ないことです。つけるかつけないかを考えるより、小さな工夫で消費電力を下げましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問
 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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