更新日: 2023.06.21 その他家計
10代の「お小遣いの額」と「理想の額」は? 足りないときはどうすればいい?
本記事では、お小遣いが足りないときのやりくりの方法も含めて解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1ヶ月の平均収入と理想の額
ヤフー株式会社(本社:東京都千代田区)が提供するフリマアプリ「PayPayフリマ」では、2023年4月、10代の男女214人を対象にした「10代のお小遣い事情や消費動向に関する意識調査」によると、1ヶ月の平均収入は7000円未満の人が60.5%を占めています。
一方、1ヶ月に使いたい金額として7000円以上を望む人が62.8%に達することも分かりました。これらの数値はいずれも過半数に達しており、理想と現実のギャップを垣間見るようです。
収入源にはお小遣いやアルバイト代が含まれますが、上記調査では具体的な内訳までの記載はありません。そのひとつ、お小遣い事情は家庭によって異なります。決まった額をもらっている人だけでなく、不定期でもらっている人もいるでしょう。アルバイトをしたくても禁止されている学校もあるため、劇的な収入アップは望めないかもしれません。
一方で、収入が増えた場合のお金の使い道として、第1~3位には「服装・ファッション関連」「コスメ・美容・ヘアケア」「趣味・タレントグッズ」が挙げられています。また、「貯金」と答えた人が第4位、「おやつや飲み物など食品関連」に使う人が第5位にきています。10代のお金の使い道には、自身のオシャレや好きなキャラクターなどの推し活が多い傾向です。
お小遣いが足りないときのやりくり方法3選
欲しいものがあっても買えない場合、どのように対処しているのでしょうか。本項では、お小遣いが足りないときの工面方法についてまとめました。
お小遣いのなかでやりくりする
まず、考えられるのはお小遣いのなかでやりくりをする方法です。お年玉などの臨時収入を貯金したうえで、足りないときに補充する方法もあります。また、友人に外食に誘われた場合、断る勇気も時には必要です。友人との付き合いは大切ですが、お小遣いのやりくりが厳しいときは無理をしなくてもよいでしょう。
自分で収入を増やしてやりくりする
アルバイト可能な人は、自分で働いて収入を得る方法があります。また、10代が登録できるポイントサイトでコツコツ貯めるのもひとつの手です。お手伝いに報酬が発生する家庭では、進んでお手伝いすることも考えましょう。
お小遣い管理アプリを使う
無駄遣いをしないためには、若いうちからお金の使い方を身に付ける必要があります。お小遣いアプリを使って、上手にやりくりをする10代も多くいるようです。かわいいキャラクターがいるアプリを利用するなど、楽しみながら金銭感覚を養うのもよいでしょう。
フリマサービスを活用する方法も
お小遣いを稼ぐために、フリマサービスを活用するのも一案です。フリマサービスのなかには、18歳未満でも保護者の同意を得ることで出品可能なところもあります。10代の人がフリマで売りたいものとして、趣味やタレントグッズ、ゲーム、服飾など身近なものが多いです。
また、学校の教科書や受験関連のテキストといった書籍は、書き込みが勉強方法の参考になるので重宝されることもあります。服飾などは流行に左右されることが多いため、手持ちの品を出品したうえで欲しいものを購入するのもよいでしょう。
上記の調査によると、フリマサービスの利用状況については、「まだ使ったことがない:32%」「買ったことがある:31%」「売ったことも買ったこともある:25%」になることが分かりました。つまり、56%の人がフリマサービスでの購入経験があるのです。フリマサービスを賢く利用することで、お小遣い稼ぎだけでなくお金の節約につながるでしょう。
金銭感覚を養うためにお小遣いは大事!フリマサービスなども活用しよう
1ヶ月のお小遣いとして7000円以上を理想とする一方、それに満たない人が多いことが分かりました。お小遣いが足りないときは節約を心掛けるほか、収入源を増やす方法を考えるのもよいでしょう。
フリマサービスの活用によって、節約と収入の両方をかなえることも可能です。お小遣いの管理をしながら金銭感覚が身に付くので、いろいろな方法を検討してみましょう。
出典
ヤフー株式会社 PayPayフリマ 10代のお小遣い事情や消費動向に関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー