更新日: 2023.06.12 その他家計

電気のことはよく聞くけど、ガスの節約方法はどんなものがある?

電気のことはよく聞くけど、ガスの節約方法はどんなものがある?
2023年6月から電気代が値上がりしており、これまでにも増して節約に注目している人が多いようです。
 
日常生活に欠かせないものの1つには、電気以外にもガスがあります。電気代同様に、ガス代も各社が値上げをしている状態です。ガス代の節約をするためには、どのような方法があるのでしょうか? 本記事ではガスの節約方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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2022年度の平均ガス代は1ヶ月当たり約4547円

総務省が2023年に発表した家計調査の「家計収支編」によると、2022年度の総世帯の平均ガス代は年間5万4559円でした。単純計算で、1ヶ月当たり平均約4547円です。
 
また、1ヶ月当たりの平均ガス代は、単身世帯が3331円、2人世帯で4900円、3人世帯で5555円、4人世帯で5427円、5人世帯で5506円、6人以上の世帯で6156円との結果が出ています。
 

ガス代の計算方法

ガス代の計算は「基本料金+従量料金」です。また、従量料金は「単位料金×ガスの使用量」で算出します。単位料金は従量料金の単価に加えて、原料費調整額がかかわっており、基準の平均原料価格よりガスの原料価格が高くなれば、従量料金の単価も高くなるのが一般的です。
 

2023年1月から大手ガス会社がガス代を値上げ

2023年1月から大手のガス会社が次々とガス代の値上げを発表しています。原因は、円安や世界情勢の影響で、液化天然ガスの原料価格が高騰しているからです。日本では天然ガスの多くを輸入に頼っている状態であり、世界情勢に影響を受けやすいといえます。円安もいまだ続いている状態であるため、ガス代節約につながる工夫をするのがおすすめです。
 

ガス代の多くは給湯時にかかっている

プロパンガス料金消費者協会によると、一般家庭でのガスの使用方法として最も多いのが給湯です。その割合は約8割にも及びます。残りの2割は料理などで使用する分です。そのため、プロパンガス料金消費者協会は次のようなガスの節約方法を挙げています。
 

できるだけ間を空けずに入浴する

前述したように、ガスの多くは給湯によるものです。お風呂をつけっぱなしにしている時間が長いほど、ガス代もかかってしまいます。
 
家族でお湯をためて入浴する場合、間を空けるとお湯がぬるくなるので、追いだきの機能を使用しなければなりません。給湯する際にガスは使用しますが、追いだきによってさらにガスを使用してしまうのです。その分、ガス代が高くなるので、できるだけ間を空けずに入浴することが重要です。
 

お湯を出しっぱなしにしない

お湯を出しっぱなしにしているとき、水道料金が気になる人は多いかもしれません。水であればそうですが、お湯の場合は水道代とガス代がかかっています。出しっぱなしにしないように気をつけるだけでも、ガス代節約につなげることが可能です。
 

場合によってはガス会社を変える

ガス代は各ガス会社によって定められており、ガス会社を変更することで1ヶ月当たりのガス代を減らせる可能性があります。値上げ幅も各社で異なるため、見直してみるのも1つの方法です。
 

ガス代節約のキーは給湯

2022年度の平均ガス代は1ヶ月当たり4547円でした。2023年1月から大手ガス会社ではガスの値上げを発表しています。そのため、電気や水道同様に、ガスも節約することが重要です。
 
ガス代の多くは給湯によるものなので、お湯を出しっぱなしにしない、家族でお風呂を使うときは間を空けないようにする(追いだきをできるだけしない)といった工夫をしましょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 総世帯(2022年) 第10表

総務省 家計調査 家計収支編 総世帯(2022年) 第4表

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 ガス代が月1万円以上かかる家庭の特徴はある?

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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