更新日: 2023.06.09 その他家計
一人暮らしで「食費」がかかりすぎる人必見!お金をかけずに栄養バランスの良い食事を摂る方法
今回は、一人暮らしの1ヶ月の平均的な食費支出を把握したうえで、栄養のバランスを考慮した、食費の節約術についても紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
一人暮らしの平均食費
総務省統計局が公表している「家計調査」(2022年)のデータでは、同じ単身世帯であっても、世代や性別で調査結果が異なっています。男性の1ヶ月の平均食費は4万1595円、女性の場合は3万6860円となり、男性のほうが約4700円多いことが分かります。
この男女差は、34歳以下の若い世代では、男性3万7587円、女性3万35円と約7500円に拡大しています。食費を抑えるには、外食を減らすことが第一歩といえます。
食費節約の方法
食費節約の基本は、外食を減らし、自炊に切り替えることです。多忙な会社員の場合、一日の三食とも、外食という方も多いのではないでしょうか。時間や手間を考慮すれば、自炊よりも外食のほうが効率的といえるかもしれませんが、三食のうち、できれば二食、最低でも一食は外食をやめることで、食費の削減が可能になります。
一般的に、食費は収入の10~15%が理想といわれています。仮に収入が20万円の場合は、2万~3万円となりますので、この金額を目安にして、自分に合った食費の節約方法を検討してみましょう。
栄養バランスを考慮した自炊術
いきなり、すべての外食をやめるのは負担が多くて、難しいかもしれません。その場合は、三食のうちの一食を、自炊に切り替える方法から始めてみましょう。毎日ではなくとも、徐々に自炊に切り替えるという意識を持って、週末などの休日に、スーパーなどでまとめ買いをして、作り置きをしておくなどの方法がおすすめです。
自炊で、栄養バランスをよくするためにはコツがあり、主食、主菜、副菜を意識した献立を考えることが大切です。インターネットには、これらを意識した料理のレシピが、多数紹介されていますので、参考にするとよいでしょう。
毎月の食費の予算を決める
食費を減らすには、毎月の支出額を家計簿などに記載して、正確に把握することが第一歩です。そのうえで、毎月の食費の予算額を決めてください。過去の食費の支出を確認して、無理のない予算を決めることがポイントです。予算が決まったら、その金額内に収まるように行動していきます。
安い食材を選ぶ
買い物をする際には、可能な限り安い食材を選ぶことがポイントです。まずは、住んでいる場所の周辺で、利用しやすいスーパーなどを確認してみましょう。ディスカウント店や業務用のスーパーなどもありますので、買い物をする店を選ぶことが大切になります。
チラシやインターネットを活用して情報を収集し、タイムセールなどで安く購入できる店を探すことも、節約には有効です。
買い物の回数を制限する
買い物をする際には、必要な品物を事前にリストアップして、買い物の頻度を、例えば週1~2回に制限することで、無駄遣いを防ぐことができます。
リストアップせずに店舗を訪れると、ついつい多くの食材を購入しがちです。セールや特売の日を事前に把握したり、休日などにまとめ買いをしたりすることが、節約に最も効果的です。
栄養のバランスを意識する
栄養のバランスが特に気になる人は、主食、主菜、副菜を意識することをおすすめします。主食とは、米、麺類などの炭水化物で、エネルギーの供給源です。主菜は、肉、魚などのメインのおかずを指します。副菜は、野菜、大豆加工品、海藻類などです。
これらを意識した献立を考えることで、節約をしながらでも、バランスのとれた食事を摂ることが可能になります。
食費を節約し貯金を殖やそう
外食を減らして、自炊に切り替えることが、最も効果的に食費を減らす方法です。
慣れないうちは無理をせずに、日々の外食生活に、1回、2回と自炊を取り入れながら、徐々に切り替えていくことが長続きさせるコツです。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2022年2 男女,年齢階級別
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー