お金の貯め方に正解はある？人に合った貯蓄方法を見つけるには

お金を貯めたいと思っているのになかなか貯まらない場合は、実は、その方法が自分に合っていない可能性があります。お金が貯まらない原因を把握して、自分に合った貯蓄方法の見つけ方を知っておけば、効率よく貯金ができるようになります。

お金が貯まらない原因

貯めているつもりなのに、なかなかお金が貯まらないのには、必ず原因があります。考えられる、主な原因についてみていきましょう。
 

家計簿を付けていない

毎月どのくらいの収入があり、何にどのくらい支出しているのか、収支を正確に把握していないと、お金も貯まりません。家計簿を付けていないと、実際の支出額が分からないため、毎月余った金額を貯金に回そうとしても、なかなかお金が貯まらないのです。
 

衝動買いで浪費している

節約しようと思うあまり、無理をしていると、気づかないうちに、ストレスがたまってしまいます。コンビニやスーパーに行くと、魅力的な商品がそろっているため、ストレスによる衝動で、必要のないものまでつい買ってしまいがちです。衝動買いは、お金が貯まらない原因となります。
 

自分に合った貯蓄方法の見つけ方

ライフスタイルやお金の使い方、考え方によっても、貯蓄方法は変わります。自分に合った貯蓄方法を見つけましょう。
 

家計簿を付ける

家計簿を付けていない人は、収支を正確に把握することから始めましょう。何に、どのくらい使っているかを知っていないと、根本的に、節約すべきポイントが分かりません。支出を項目ごとに分けて、それぞれの出費額を計算していきましょう。
 
出費がどのくらいかを把握したうえで、自分のライフスタイルを見直し、節約できる項目を絞り込んでいきます。
 

交際費と外食費を見直す

付き合いで飲み会に参加するとか、仕事のランチを外食で済ませているとかして、出費が多い場合には、付き合いの頻度を減らすことを検討しましょう。
 
ランチも、毎回お店で食べていると、それが積み重なって、月額に換算すると、かなりの金額になります。毎回ではなくても、何日かは弁当を持参するように心がけることで、支出を減らすことができます。
 

食費を見直す

仕事の都合などで、毎回コンビニで買い物をしていると、食費が上がります。コンビニは品ぞろえもよく、いつも開いていますので、多忙な人にはとても便利なお店ですが、ほとんどの商品が定価で売られているため、どうしても出費がかさみます。
 
飲み物や食材は、スーパーやディスカウントストアでまとめ買いをすることで、食費を抑えることができます。
 

固定費を見直す

支出のうち、固定費を見直すと、効率よく節約につなげられます。固定費は、毎月必ず出ていくお金のため、一度見直すだけで、節約の効果を持続することができます。
 
通信費の場合、スマートフォンを格安SIMにするとか、キャリアの契約プランを見直して変更するといったことだけでも、節約につながります。
 
また、最近流行している動画配信サービスや、アプリの有料サービス、ゲームといったサブスクリプションサービスも固定費です。
 
一つひとつのサービスは数百円と安くても、複数の契約をしていると、それなりの金額になってきます。契約していると、全く利用していなくても、お金が出ていく状態となります。利用する頻度が低いものや、必要のないサービスの場合は解約しましょう。
 

先取り貯金をする

お金が手元にあると、つい使ってしまうという人は、先取り貯金をするとよいでしょう。給料が振り込まれたら、すぐに貯蓄分を取り分けておくことで、一定額の貯蓄を続けることができます。会社に財形貯蓄の制度がある場合は、会社が貯蓄分を天引きしたあとの金額が支給されますので、自分で貯蓄することが苦手な方には、おすすめです。
 
会社に財形制度がなければ、金融機関が行っている積立定期預金を利用することもよいでしょう。毎月、一定額が自動で引き落とされますので、簡単に貯蓄ができます。給料が入った直後の日に、引き落とされるように設定することがコツです。
 

自分に合った節約方法を見つけよう

お金が思うように貯まらないと悩んでいる場合は、家計簿を付けることで、収支を正確に把握することが大切になります。そのうえで、自分のライフスタイルや、お金の使い方に合った節約方法を見つけましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー