ガスが出なくなる!? ガス料金を払い忘れた時にやるべきこと

「ガス料金の支払いを忘れてしまった」といった経験がある方は、意外と多いのではないでしょうか。ガス料金の支払いを忘れても、すぐにガスの供給が止まるわけではありません。しかし、未払いを放置していると、いずれ、ガスの供給は止まりますので、適切な対応が求められます。

ガス料金を払い忘れるとどうなる？

ガス料金の支払いを忘れるケースとしては、引き落とし口座への入金遅れが考えられます。引き落とし口座への入金が遅れてしまい、引き落とし当日に間に合わず、支払いができなかった、というケースです。
 
では、ガス料金の支払いができなかったときには、いったいどうなってしまうのでしょうか。結論からお話しすると、すぐにガスの供給が停止することはありません。例えば、支払い日の翌日からいきなりガスが使えなくなる、といったことはありませんので、安心してください。
 

ガスの供給が止まるまでの流れ

支払いを忘れても、すぐにはガスの供給は止まりません。ただ、いつまでも支払いをしない状況が続いてしまうと、最終的にガスが使えなくなりますので、注意が必要です。ガスの供給が止まるまでの、具体的な流れをみていきましょう。
 

再請求書が送られてくる

ガス会社が定めている支払い期限までに、支払いができなかった場合は、ガス会社から再請求書が送られてきます。コンビニなどで支払いができる、バーコード付きの請求書が送られてくることもあります。
 
再請求書には、支払い期日が記載されているため、期日を過ぎないうちに支払いを済ませましょう。なんらかの理由で支払いが難しいのならば、ガス会社にその旨を連絡しておくとよいかもしれません。例えば、月末でないと支払いが難しいのならば、その旨を伝えると、月末にまとめて支払いができる請求書を送ってもらえる可能性があります。
 

ガスの供給を停止する旨の通知が届く

再請求書が送られてきたにもかかわらず、支払いをせずに無視していると、ガスの供給を停止する旨を記載した通知が届きます。この通知書にも、支払い期限が記載されているため、期日を過ぎないうちに支払いを済ませましょう。ここでも無視を続けると、ガスの供給が停止します。
 

支払いをしなければガスが止まる

ガス会社への連絡もせずに、支払いを遅延させている状況が続くと、やがてガスの供給が停止します。再請求書に「〇月〇日までに支払いがない場合、その翌日からガスの供給を停止します」などと書かれているのならば、記載の通りに、支払い期日の翌日からガスが使えなくなりますので、注意が必要です。
 
ガスの供給が停止すると、ガス給湯器が使用できませんので、お湯が沸かせません。シャワーを浴びるときも、水しか使えず、ガスコンロも使えないため、料理もできない状況になります。
 
かなり悲惨なことになりますので、支払いを忘れたときは、少しでも早く支払うようにしましょう。どうしても支払いができないときでも、ガス会社に連絡を入れておくだけで、対応は変わってくると考えられます。
 

支払いが遅れると延滞利息が発生する場合も

ガス料金の支払いが遅れた場合、延滞利息が発生することがありますので、注意が必要です。例えば、東京ガスでは、支払い期日を過ぎているのに支払いがない場合、1日あたり0.0274％の延滞利息が発生すると定めています。
 
つまり、支払いが遅くなればなるほど、最終的に支払うガス料金が高くなります。ガス会社によって、延滞利息の利率は異なるものの、余計なお金を支払わなくてはならないことには違いありません。このような事態を防ぐためにも、ガス料金の支払いを忘れたときは、できるだけ早急に対応することをおすすめします。
 

料金を払い忘れたときは早めに支払うこと

ガス料金の所定の期日までに支払わないと、再請求書が届きますので、遅れないように支払いを済ませましょう。供給停止の予告通知が送られてきているのに、無視していると、本当にガスが止まりますので、注意が必要です。
 
どうしても支払いが難しいときは、無視するのではなく、自らガス会社へ連絡を入れましょう。正直に支払いができない理由を話せば、ガスの供給を止めずに、待ってもらえる可能性があります。
 

出典

東京ガス株式会社 お支払い期限と延滞利息
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー