更新日: 2023.06.03 その他家計
節約メシが学べる漫画たち。低予算でも食欲と心を満たそう
節約メシは、おいしく食べられるご飯であることが望ましく、味を重視していなかったり、同じ料理ばかり続いていたりすると、飽きてしまって長続きしません。
「それなら、どのような節約メシを作ったらいいの?」とお悩みの方に向けて、ここでは、節約メシが登場する漫画を3作品紹介します。ぜひ、毎日の食事作りの参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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節約メシが登場する漫画3選
「レシピ本や節約ブログなどを参考にしたいけど、どのレシピから試したらよいかが分からない」「レシピを見る気が起こらない」などとお悩みの方には、漫画が参考になります。漫画ならば、イラストやエピソードを楽しみつつ、自然と、節約メシのレシピが頭に入るため、漫画好きはもちろん、食べ物のイラストを楽しみたい方にもおすすめです。
今回は、節約メシが登場する3作品の漫画をご紹介します。
『凪のお暇(いとま)』(コナリミサト/秋田書店)
空気を読みすぎて、つらくなってしまった主人公・大島凪が、日常から離れて、質素な生活を始める物語です。もともと彼女は、節約が唯一の趣味であり、複数回食べられるように豆苗(とうみょう)を育てていたり、ランチは手作りのお弁当にしていたりと、上手に家計を回していました。
節約レシピは1話から登場していますが、凪自身のレシピや、ご近所さんから教えてもらったレシピなど、さまざまあって、思わず試したいと思うものが満載です。
『きのう何食べた?』(よしながふみ/講談社)
クールできちょうめんな弁護士・史朗と、その恋人で、人あたりのよい美容師・賢二の毎日を描く物語です。食費の節約方法や、家族との向き合い方、同性愛の悩みなどがリアルに描かれていることから、話題となりました。
食に関する情報は特に豊富に盛り込まれており、主婦・主夫層からも支持されています。食材や調味料の使い方、アレンジ方法などを参考にするだけでも、節約しながら、料理上手になれるかもしれません。
『くーねるまるた』(高尾じんぐ/小学館)
日本文化を愛するポルトガル人・マルタが来日し、得意の節約料理を活用して、質素な生活を送る物語です。節約メシや自転車生活などが描かれることが多く、「工夫すれば、お金を使わなくても暮らしていける」と、読者を勇気づけています。
『くーねるまるた』に登場するレシピは、Twitterでも度々紹介されており、節約メシのレシピが知りたい方だけではなく「今日の献立をどうしよう?」と悩んでいる方にもおすすめです。
1日1食、節約メシに変えたらいくら浮く?
1日1食だけでも節約メシに変えたら、一体いくら食費が浮くでしょうか? ここでは、『凪のお暇』の第1話に登場する「豆苗のすいとん」で金額を計算します。
必要な食材 | 金額 |
---|---|
小麦粉 1カップ | 31.4円(1kg314円で買い、1カップ〔約100g〕使った場合) |
水 少々(小麦粉を練る用) | ― |
水 どんぶり1杯分(スープ用) | 0.1円(水道水500mgの場合) |
丸鶏がらスープの素(もと) 小さじ2 | 16円(110g350円で買い、小さじ2(5g)使った場合) |
塩・コショウ 少々 | ― |
豆苗 1束 | 33円(1束100円で買い、豆苗を3回に分けて使用した場合) |
※筆者作成
上記の食材で1食分の「豆苗のすいとん」を作った場合、食費は80.5円程度です。「節約のためにカップラーメンを買う」「安価なレトルト食品でしのぐ」という方もいますが、『凪のお暇』に登場する「豆苗のすいとん」のほうが、お得かもしれません。
そのほか、『きのう何食べた?』や『くーねるまるた』に登場するレシピでも、1食100〜500円の予算内で作れるものなどが、多数あります。再現レシピを作り、節約メシを堪能してはいかがでしょうか?
おいしい節約メシで食費削減を目指そう
食費の節約には、値段が安いスーパーを何軒もハシゴしたり、1週間分の作り置きおかずを作ったりと、さまざまな方法があります。しかし、安い食材のまとめ買いや、作り置き料理などにこだわり続けると、節約そのものを、つらいと感じてしまうときもあるでしょう。
食費の節約を長続きさせるポイントは、無理のない範囲で、節約メシを楽しむことです。食材が多少値上がりしても、同じ食材をいくつかのレシピで使いまわしたり、高い食材を少量に抑えたりすれば、節約できます。ぜひ、今回ご紹介した漫画を参考に、おいしい節約メシを再現して、食費削減を目指しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー