更新日: 2023.05.30 その他家計
「一寸法師」が実在したらかかる「食費」はいくら? 一寸法師から得られる教訓で生活費高騰を乗り切ろう
「いかに収入を増やして、支出を減らすか」といったことを考えている方は少なくないでしょう。生活費の中でも、大きな割合を占めるのは食費です。
そこで、もしも一寸法師が実在したら、食費はいくらになるのかを考えてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一寸法師が実在したら食費はいくら?
子どもがいなかったおじいさんとおばあさんは、子どもを授けてほしいと神さまにお願いしました。そこで授かったのは、おじいさんの親指くらいの男の子です。これは、有名な日本の昔話「一寸法師」です。
生活費が高騰する中、副業を検討したり、節約術を考えたりする方は少なくありません。一寸法師と聞いて「一寸法師ほどのサイズであれば、食費を大幅に抑えることができるのに……」と考える方もいらっしゃるでしょう。
一寸法師が実在したら、食費はいくらになるのか、以下のデータをもとに計算してみます(ここでは一寸法師が17歳と仮定する)。
・1寸は約3.03cm
・文部科学省によると、17歳男子の平均身長は170.7cm
・総務省によると、単身世帯の1ヶ月の平均食費は3万9952円
3万9952円×3.03/170.7=約709円
一寸法師の食費を計算してみると、1ヶ月あたり709円ほどになります。もしも、一寸法師ほどのサイズであれば、1ヶ月の食費から、3万9243円を浮かせられる計算です。食費をこれだけ抑えられれば、生活は楽になるでしょう。
最終的に一寸法師は大きくなった! 学べる教訓は?
針の刀を振りかざし、お姫さまを守るために鬼と戦った一寸法師。鬼が落とした「打ち出の小槌(こづち)」を振ると、一寸法師の背はグングン伸びて、立派な男の子になりました。
こうなると、毎月の食費は709円では足りません。しかし、一寸法師から学べる教訓があります。
体が小さくて、村の子どもたちと遊ぶこともままならなかった一寸法師ですが、自身の境遇を嘆いて引きこもるのではなく、武士になるために、京へ行くほどの行動力がありました。
おわんの船で川を渡り、京へたどり着いた一寸法師は、大臣に召し抱えられて、お姫さまのお供をするまでになりました。
鬼と対峙(たいじ)した際に、小さな体を生かして撃退する賢さがあったことにも注目できます。生活費高騰が大きな影響を与えている昨今、一寸法師のように、状況を嘆くのではなく、自身の武器を生かして、状況を打開できるかもしれません。
例えば、隙間時間にクラウドソーシングの案件をこなしたり、本業の休みに単発バイトを入れたりできます。自炊で食費を節約したり、家計簿アプリを活用して、家計管理をしたりすることもよいでしょう。
一寸法師の積極性に倣い生活費高騰の現状を乗り切ろう!
不利な状況を、持ち前の積極性で乗り切った一寸法師。最後は大きくなり、お姫さまと結婚して、幸せに暮らしました。
生活費高騰が生活に影響を与える昨今、一寸法師の積極性に倣い、何かしらの対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。
出典
株式会社LENDEX「値上げ」に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー