更新日: 2023.04.27 その他家計
毎日「お寿司」を食べて暮らしたい! 実践すると食費はいくらになる?「回転寿司」「パック寿司」「高級寿司」で検証
今回は、1日1回おすしを食べた場合の月の食費を「回転ずし」「パックすし」「高級すし」の3つで比較します。最もコストパフォーマンスがよいのはどの形態なのでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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毎日回転ずしに行った場合のコスト
マルハニチロ株式会社が行った「回転寿司に関する消費者実態調査 2023」によると、回転ずし店で食べる枚数は男性が平均11.9皿、女性が平均8.0皿です。回転ずし店で支払う金額については、男性が平均1920円、女性が平均1460円という結果になりました。
1回あたりのコストを1920円とすると、1ヶ月間のコストは1920円×31日=5万9520円です。ただし、高いおすしやサイドメニューを極力注文しなければ、1回あたりのコストを1000円以下に収めることもできるでしょう。
総務省公表の2022年「家計調査 家計収支編」によると、単身世帯の1ヶ月の食費は男性が平均4万1595円、女性が平均3万6860円です。
毎日回転ずし店に行って食事をすると、1食分のみで単身世帯における月の平均食費をオーバーすることになります。回転ずし店は比較的安いイメージを持っている人が多いと思いますが、毎日行くのはあまり現実的ではないかもしれません。
毎日パックずしを購入した場合のコスト
続いては、毎日パックずしを購入した場合のコストを解説します。パックずしを購入する定番の場所といえば、スーパーマーケットやテイクアウトすし店を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
今回は、テイクアウトすし店の小僧寿しを例にとって見ていきましょう。小僧寿しの定番メニュー「小僧(10貫)」の価格は745円(税込)です。パックずしであれば、カップ味噌汁やお茶をプラスしても1000円以内に収まることが多いでしょう。
毎日「小僧(10貫)」を購入したと仮定すると、1ヶ月間のコストは745円×31日=は2万3095円です。購入する商品にもよりますが、パックずしなら回転ずし店の半分以下のコストに抑えられます。
毎日高級すし店に行った場合のコスト
最後に、毎日高級すし店に行った場合のコストを解説します。銀座にある高級すし店・久兵衛の鮨懐石コース(突出・刺身・焼物・椀・にぎり・デザート)の価格は、2万2000円(税込)からです。別途、室料・サービス料10%が必要なため、1回あたりのコストは2万4200円(税込)となります。
毎日久兵衛に行って鮨懐石コースを食べた場合、1ヶ月間のコストは2万4200円×31日=75万200円です。どんなに金銭的な余裕があっても、月の食費が75万円以上かかる人はまれではないでしょうか。毎日高級すし店に行くことは現実的ではありません。
食事は栄養バランスも大切!
毎日おすしを食べても、パックずしであれば1ヶ月間のコストは2万円程度に抑えることができます。他2食分の食費は別途必要ですが、それでも1ヶ月の平均食費程度に収めることは可能でしょう。
ただし、毎日おすしばかりを食べていると、栄養バランスが崩れる可能性があります。味噌汁やサラダをプラスすることや、他の2食で足りない栄養素を補うなど工夫してみてください。
出典
マルハニチロ 回転寿司に関する消費者実態調査2023
政府統計の総合窓口 2022年家計調査 家計収支編 単身世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー