更新日: 2023.04.23 家計の見直し
もしかして高い?二人暮らしの水道代平均はこのくらい!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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二人暮らしの1ヶ月あたりの水道料金とは?
総務省の「家計調査 家計収支編」2022年によると、二人暮らし世帯における水道料金の全国平均額は4229円とされています。水道料金は、東北や北海道といった寒い地域のほうが高くなる傾向にあるので、地域によって前後することがあります。
お風呂で温まる季節になれば、当然、水道もそのぶんよく使いますので、季節も多少影響してきます。とはいえ、おおよその目安として、1ヶ月あたりの金額が4200円ほどを大幅に超過するようであれば、水道を使いすぎと考えてよいでしょう。
水道料金の計算方法
水道料金の計算方法は、以下のようにして行います。
●上水道代=(基本料金+従量料金)×消費税
●下水道代=下水道の料金表に基づいて計算した金額×消費税
上水道代の基本料金とは、その世帯の水道管の太さによって決まる金額です。そして従量料金は、水道水をどれだけ使ったかという使用量料金です。これらを計算して、消費税を加算することで、1ヶ月あたりの上水道代が算出されます。
下水道代というのは、その世帯から出た排水の量で決まります。なかには、こうした下水道代を計算せずに、上水道代だけで請求する場合も存在します。今回の水道料金の平均は、この下水道代を含めた金額です。
二人暮らしでできる節水方法とは?
二人暮らし世帯でできる、簡単な節水方法についてご紹介していきます。洗濯機やトイレといった、自宅の設備を正しく使うことでできる節水もありますので、基本的には使い方をしっかりと守ることを心がけましょう。
お風呂はシャワーだけのほうが安い
お風呂の湯船にお湯をためると、水道料金が大幅にかかります。二人暮らし程度であれば、湯船にお湯をためるのではなく、シャワーだけで済ませてしまったほうが、水道料金は安くなります。しかし、このシャワーも出しっぱなしにすれば、浴槽1杯分と同じ量を消費することになるので、注意が必要です。
シャワーは、20分間出しっぱなしにすると、浴槽1杯分と同じ量を使うといわれています。体や髪を洗っている間などは、シャワーは止めるように心がけましょう。シャワーヘッドを節水タイプに替えるのも、有効的な手段です。
食器洗いでは、先に大まかな汚れを落とす
食器を洗う際に、油汚れ、タレ、ソースといった汚れがそのままになっていると、水で流すのに時間がかかります。あらかじめキッチンペーパーなどで拭き取っておくことで、汚れを水で流す時間が減り、水道代を安くすることが可能です。洗剤で食器を洗っている間も、水道を出しっぱなしにするのではなく、こまめに止めることを意識しましょう。
二人暮らし程度であれば、食器はため洗いをするように意識しておくと、一度に使う水を減らすことができます。使用した調理器具や食器などは、水を張った洗いおけにためておき、まとめて洗うようにしましょう。
トイレや洗濯機は正しく使う
トイレや洗濯機には、正しい水の量というのが存在します。トイレは、大なら大のほうに、小なら小のほうに、レバーを回すように設計されています。
小に対して大で流せば、余計な水を使ってしまうことはイメージしやすいでしょうが、実は、大に対して小で流すのもよくありません。トイレのつまりの原因になってしまって、修理代で余計なお金がかかってしまうかもしれません。
洗濯機も、洗濯物の量に対して、少ない水の量で洗濯をすると、汚れが落ちず、不快なニオイもついてしまいます。さらに、もう一度洗い直しが必要になりますので、かえって余計な水道料金がかかる原因になります。
いずれも、正しい使い方をすれば、自然と節水ができる設計になっていますので、無理な節約は考えずに、正しく使いましょう。
正しく節水をして、毎月の水道料金を安くしよう
二人暮らし世帯の平均的な毎月の水道料金は、4200円前後であることがわかりました。もちろん、季節や地域によっても異なる点はありますが、この4200円前後を目安に、大きく超過していないかどうかをチェックすれば、無駄な水道料金を浮き彫りにすることができます。
使いすぎているようであれば、自宅での水道の使い方を、いま一度見直してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー