更新日: 2023.04.23 働き方

転職サイトに登録→「未経験者歓迎!」と施工管理の仕事のオファーが! 本当に「未経験」でも大丈夫? 給与や残業時間も確認

転職サイトに登録→「未経験者歓迎!」と施工管理の仕事のオファーが! 本当に「未経験」でも大丈夫? 給与や残業時間も確認
転職サイトで「未経験者でも施工管理の仕事に挑戦できる」という求人を見かけたり、「未経験でも大丈夫です」とのオファーメールが届いたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、実際にはどうなのか、気になるものです。
 
そこで、本記事では、施工管理の仕事内容を始め、給与や残業時間などについて紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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施工管理の仕事内容は?

工事が予定どおり進まなかった場合、工事にかかる期間が延期されたり予算が超えたりします。現場への指揮監督がしっかり行き届いていない場合は、事故が起こる可能性もあるでしょう。このようなことが起きないように、工事全体をまとめるのが「施工管理」の仕事です。
 
実際の工事現場で指揮監督する以外にも、オフィスで書類を作成したり役所で手続きを行ったりすることもあります。社外的には、設計者や業者との打ち合わせや工事依頼主への対応も行います。
 
施工管理を行う人は建設会社を始め、ハウスメーカーや建築士事務所だけでなく、国・地方公共団体、企業の施設管理部門などで求められています。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によれば、学歴を除いた入職前の訓練等の期間は「特に必要ない」と答えた人が一番多く、27.9%を占めています。
 
そのため、未経験でも施工管理の仕事に挑戦することは可能といえます。とはいえ、楽な仕事ではないということを、しっかり認識して取り組むようにしましょう。
 
また、資格がなくても施工管理の仕事に携わることはできます。ただし、工事現場ごとに国家資格である「施工管理技士」を持っている人が必要です。施工管理技士には請け負う業務によって7つの種類があります。
 
「建築施工管理技士」「建設機械施工管理技士」「電気工事施工管理技士」「電気通信工事施工管理技士」「土木施工管理技士」「管工事施工管理技士」「造園施工管理技士」です。それぞれの資格ごとに1級と2級があります。
 
施工管理とよく間違われやすい仕事が「現場監督」です。ただし、現場監督は工事現場ごとに資格者がいる必要はありません。また、施工管理が工事現場以外の仕事も多いのに対して、現場監督は工事現場での指示管理が中心になります。
 

施工管理の給与と残業時間は?

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によれば、施工管理に就いている人たちの「全国平均年収は586.2万円」「月の労働時間は170時間」です。労働基準法によって、労働時間は1日8時間、1週間40時間と定められています。これを超えた場合、残業時間になります。つまり、施工管理の仕事をした場合の残業時間は月10時間程度ということになります。
 

未経験でも「施工管理」の仕事は可能

施工管理の仕事を行うために、国家資格である施工管理技士の資格をもっている必要はありません。また、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によれば、学歴を除いた入職前の訓練等の期間は「特に必要ない」と答えた人が一番多いという結果が出ています。未経験でも挑戦することは可能といえるでしょう。
 
しかし、施工管理の仕事は工事現場での指揮監督、オフィスでの書類作成、役所での手続き、設計者や業者との打ち合わせ、工事依頼主への対応など多岐にわたります。楽な仕事ではないことを念頭に置いて、取り組むようにしましょう。
 

出典

厚生労働省 勤務時間の上限は法律で決まっていますか。
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 建築施工管理技術者
国土交通省 土地・不動産・建設業 技術検定試験について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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