更新日: 2023.04.20 働き方
少年アシベでスガオくんパパがネパールへ転勤|現地の仕事事情や平均賃金は?
今回は、日本と友好的な関係にある、ネパールの仕事事情や平均賃金について調べてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ネパールへ転勤! スガオくんパパの給料を予想
ネパールの求人を探すのは簡単ではありません。インターネットで調べてみた結果、2019年に認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンが「海外事業部ネパール駐在員募集」をしていました。
気になる待遇は、経験者35歳で基本給35~40万円前後。ネパール現地宿舎は無償提供、社会保険完備とのことでした。募集要項によると、原則5年以上の国際協力分野での実務経験、原則2年以上の途上国駐在経験が求められます。
スガオくんのパパも、日本企業である程度の経験を積んでからの転勤であることから、同等、またはそれ以上の給料をもらったであろうと予想できます。
ネパール現地で働くとしたら、どんな仕事がある?
ネパール現地で仕事を探すとしたら、どのようなものがあるのでしょうか。考えられる仕事を以下に挙げてみます。
日本語教師
ネパールには、400を超える日本語学校があるといわれています。日本語教師の資格を持っていれば、採用される可能性は高いでしょう。
旅行会社のスタッフ
大手旅行会社HISや個人経営の会社など、数多くの旅行会社があります。観光業はネパールの基幹産業でもあるので、求人情報をチェックしてみるとよいでしょう。
海外青年協力隊
海外青年協力隊として、ネパールで働く方もいらっしゃいます。シニア案件もあるため、機会があれば応募してみるとよいでしょう。
日本企業の駐在員
在ネパール日本人会商工部会の加盟企業には、「インフラ・エネルギー分科会」「教育・人材育成」「製造」「情報通信」「旅行」「飲食」などさまざまな業種があります。
ネパールの平均賃金はどのくらい?
では、ネパール人の平均賃金はどのくらいなのでしょうか。
公益財団法人 国際労働財団によると、2019年のネパールの最低賃金は月額1万3450ネパールルピー(1ネパールルピーは約1円)でした。
ネパール人人材を日本へ送り出しているオクソングループ日本支社によると、現在では最低賃金は月額1万5000ネパールルピーへ引き上げられているものの、農村部などでは守られていないことが多いとのことです。なお、首都カトマンズの平均月収は約3万ネパールルピーだといわれています。
以上のことから、給料を日本円でもらえる場合、現地の方と比べて、かなり余裕のある暮らしができると考えられます。
夢だけじゃない海外移住を現実にするには、建設的に対処を
スガオくんのご両親は、新しい仕事や生活のことに加えて、息子の教育についても考えなければなりませんでした。例えば、スガオくんはネパール語が分からないため、勉強についていけません。そこで、日本語の分かる家庭教師を雇う必要がありました。
海外移住には夢があります。日本円で給料をもらえれば、生活にも余裕が出るでしょう。スガオくんパパも、息子に家庭教師を付ける余裕を持ちました。
仕事だけではなく、子どもの学校やビザ問題など、クリアしなければならない課題もたくさんありますが、余裕を持つことで、建設的に対処していきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー