更新日: 2023.04.18 家計の見直し

1ヶ月で4559円!?やめられない「コンビニでの無駄遣い」

1ヶ月で4559円!?やめられない「コンビニでの無駄遣い」
いつでも立ち寄れて便利なコンビニですが、ついつい無駄遣いしてしまう方もいるのではないでしょうか。すこしの贅沢でも、積もり積もると大きな出費につながるものです。
 
そこで本記事では、コンビニの出費の実態や、コンビニとスーパーの商品金額の比較を表にして解説します。無駄遣い防止のために、すぐに始められる方法も紹介しています。気になる方はぜひチェックしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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コンビニに費やす金額の平均値は?

総務省統計局「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」によると、コンビニでの消費支出は、1ヶ月の平均で4559円です。全体の支出のおよそ3.1%を占めています。
 
世代ごとの、コンビニで費やす金額と、全体の支出に占める割合は、以下のとおりです。
 

1ヶ月の費用 支出の割合
30歳未満 6096円 6.3%
30歳代 5968円 4.4%
40歳代 5938円 4.0%
50歳代 5866円 3.5%
60歳代 3900円 2.3%

※「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」より著者作成
 
基本的に、年齢層が低くなるにしたがって、コンビニの利用率も高くなる傾向にあります。
 

昼食をコンビニで購入すると、月に何円かかる?

大手のコンビニエンスストア、セブン-イレブンで昼食を購入した場合、いくらかかるのでしょうか。筆者の例で、計算してみました。結論としては、毎日、コンビニの商品で昼食をとった場合、コンビニでかかる費用は、1ヶ月で約4万円です。
 
本記事では、以下の商品を献立として検討しました。(税込み・端数切り捨て)

●7カフェ ホットカフェラテレギュラーサイズ(180円)
●お好み幕の内弁当(496円)
●たんぱく質が摂れる鶏むね肉サラダ(475円)
●お茶(約154円)

上記の商品の合計金額は1305円でした。毎日購入すると、1ヶ月で3万9150円、約4万円の出費になります。
 
特に、コンビニを多く利用しているのは、30歳未満の若年層です。厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、25〜29歳の男女の平均月収は24万6200円とされています。もしも、昼食をコンビニで済ませた場合、収入のおよそ16%を費やすことになるでしょう。
 

コンビニとスーパーで同じ商品を購入! 値段の違いは?

コンビニは、一般的にスーパーと比較しても、商品が割高です。コンビニは24時間営業なので、電気代や人件費などがかかるほか、店舗が大きいスーパーのように大量仕入れができないからです。
 
では、どれほど値段に差があるのでしょうか。実際に、2020年の販売商品について、スーパーの平均価格を100とした場合の、コンビニの価格水準をみてみましょう。
 

販売商品 コンビニの価格水準
ペットボトルの緑茶(500~525mL) 154.9
アイスクリーム(カップ) 140
カップ麺(レギュラー) 133.3
チョコレート(板チョコ・ミルク) 118.3

※総務省統計局「小売物価統計調査関連分析 民間データを用いた店舗形態別価格等に関する分析結果-2020年(令和2年)-」より著者作成
 
上記の表のとおり、コンビニの食品はスーパーと比較して、1〜6割ほど価格水準が高い傾向にあります。
 

コンビニでの無駄遣いを防止するコツを紹介

コンビニでの無駄遣いを防止するには、デメリットを理解して、すこしずつ行動を変えていくことが大切です。本記事では、明日から無理なく行える方法を紹介します。
 

毎月の予算を決めておこう

あらかじめ、コンビニで使用できる予算を決めておくと、無駄遣いを防止できます。
 
予算を決める際には、QUOカードや電子マネーの活用を検討しましょう。毎月決まった額をチャージし、そこからお金を払うようにすれば、予想外の出費を減らす一助になるはずです。
 

毎日の習慣を変えてみよう

コンビニに立ち寄るのが習慣になっている方は、以下のような習慣をプラスしてみると、節約しやすくなります。

●マイボトルを持ち歩くようにする
●自炊をするようにする
●数日分の食材をまとめ買いする
●事前に買う物をメモしておく

日々、何気なく行っている行動を見直してみましょう。すこしずつ行動を変えることが、コンビニでの無駄遣い防止につながります。
 

コンビニは割高! 無理のない範囲で節約しよう

コンビニは便利なので、ついつい無駄遣いをしがちです。スーパーに比べて値段も割高なため、節約を考えるならば、利用はできるだけ控えるとよいでしょう。
 
しかし、過度な節制は長続きしません。コンビニの費用をあらかじめ決めておいたり、習慣を一つひとつ見直したりして、無理のない範囲での節約をしてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省統計局 2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
総務省統計局 小売物価統計調査関連分析 民間データを用いた店舗形態別価格等に関する分析結果-2020年(令和2年)-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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