更新日: 2023.04.12 家計の見直し
一人暮らしの自炊が「節約にならない」ケースって?「買ったほうが安い」こともあるって本当?
一人暮らしの生活費を抑えるために、自炊を始めようと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、一人暮らしの自炊では、かえって節約にならないケースもあります。特に、料理に慣れていない人の場合、無駄な出費をしてしまいがちです。本記事では、一人暮らしの自炊が節約にならないケースの例や自炊で節約するコツを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしの自炊で節約にならないケースとは
一人暮らしの自炊で節約にならないのは、主に次の3つのケースです
・食材を買い過ぎて余らせてしまう
「安売りしていたから」と食材を大量に買ってきて、結局使い切れずに余らせてしまうと、節約になりません。特に、もやしや葉野菜などは傷みやすく、冷蔵庫で保存していてもあまり長持ちはしません。一人暮らしでは一度に食べられる量は限られているため、使う前に傷んでしまうことがあります。
・凝った料理ばかり作っている
自炊をしようと意気込んで、料理本に載っているような凝ったメニューばかり作っていると食費がかさんでしまいます。料理本のレシピには、他のメニューに使い回せないコスパの悪い食材が載っていることも多くあるものです。レシピを見て、必要なものを都度購入するようなやり方は不経済です。
・外食や中食のほうが安上がり
一人暮らしの場合は、外で手ごろな牛丼などで済ませたり、スーパーで売っている弁当や総菜を買ってきたりするほうが、かえって安く上がることもあります。特に、閉店間際のスーパーでは、当日中に売り切りたい総菜や弁当などの商品を半額などに値下げしていることも多く、一人分であればむしろ自炊よりも出費を抑えられることも多い でしょう。
一人暮らしの自炊で節約する4つのコツ
一人暮らしの自炊で節約するための4つのコツを紹介します。
・毎月の食費の上限を決める
1ヶ月の食費を決めて、それを超えない範囲で食材を買うようにしましょう。上限を決めておくことで、無駄な出費の節約につながります。
・コスパが良い食材を選んで使い切る
食材を買うときには、価格が安くて使い回せるものを選びましょう。例えば、鶏肉や豚バラ肉などは、肉の中では価格が安めで、ボリュームもあります。一人暮らしなら、1パックでもさまざまなメニューに使い回せるでしょう。じゃがいもやにんじんなどは、冷蔵庫に入れておけば長持ちしますし、メインのおかずにも使えます。食材を無駄なく使い切ることは、節約の大前提です。
・作り置きや冷蔵保存できるメニューにする
煮物など、作り置きして数日に分けて食べられるメニューにすることも節約のコツです。カレーなどは、冷蔵保存も可能です。ジップ付きのストックバッグに1食分ずつ小分けするなどして冷凍保存すれば、料理の手間も省けるので、忙しいときにも助かるでしょう。
・カット野菜もうまく使う
一人暮らしでは、使い切れる量の「カット野菜」を使うのも手です。特に、毎日料理をしないのであれば、使い切れて無駄が少ないカット野菜のほうが経済的かもしれません。例えば、キャベツ1玉と千切りキャベツ1袋がどちらも100円だった場合、1玉の方が単価は安いですが、包丁を使う手間が省けて料理の時短にもなります。可食部分しかないため生ごみが排出されません。
一人暮らしの自炊で節約するためには買い物や調理方法の工夫が大事
一人暮らしの自炊で節約するためには、予算を決めて必要なものだけ買う、安くて使い回せる食材を選ぶなど、計画的に買い物をすることが大事です。また、作り置きや冷凍保存できるメニューを中心にしましょう。加えて、栄養バランスが偏らないように注意する必要はありますが、値引きされた総菜などもうまく取り入れるとよいでしょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部