更新日: 2023.04.04 家計の見直し
家計の見直しに必須! 困ってしまう急な出費と備えるべき金額とは?
そこで本記事では、日常生活に支障が出ないように備えておくべき貯金額について解説します。いざというときには、自分たちの手元にある資金でどうにかしなければならないため、事前に備えておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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急な出費で困ったこと
株式会社ビズヒッツが2022年12月に実施した「急な出費で困ったことに関する意識調査」(調査対象:急な出費で困った経験がある方500名)によると、急な出費で困ったことの第1位は「家電の故障」で17%となっています。
続いて、第2位が「車の維持費」で16%、第3位が「冠婚葬祭があった」で13%、第4位が「急な病気・ケガ」で9.2%、第5位が「住宅設備の故障」で5.8%という結果です。
家電や住宅設備など大きなものが壊れると、その分の出費も大きくなるため、困ってしまう人は多いでしょう。
また、車の維持費のように支払う時期が決まっていても、1~2年に一度の出費であると忘れがちになってしまうため、困る人も多いようです。
冠婚葬祭や病院にかかる際は現金が必要になる場合も多いため、手元にない場合は銀行で下ろす手間もかかってしまいます。
急な出費に備えるための貯金
株式会社ビズヒッツの調査によると、急な出費があった場合の対処法として、「家族に借りた」人が33.8%という結果に続き、「貯蓄を取り崩した」人の割合が31.2%となっています。
頼れる人が近くにいればいいですが、そうでなければ自分でなんとかするしかありません。取り崩すつもりのなかった貯蓄や、目的を持って貯めていたお金を切り崩して対応することになると、気持ち的にも沈んでしまいますし、大きな焦りにもつながるでしょう。
そのような事態にならないためにも、急な出費に備えるための貯金をしておくことが大切です。
急な出費に備えるための貯金目安
急な出費があった場合を考慮して、日常生活に支障が出ない程度のお金を、あらかじめ貯めておくことが重要です。ここでは、夫婦と子ども1人の世帯を例に挙げて解説します。
急な出費で困ったことに挙げられた項目についてみていくと、家電や住宅設備の故障に対しては50万円ほど余裕を持って考えておく必要があります。車の維持費として 20万円ほど、冠婚葬祭や病院にかかる費用として5万〜10万円ほどで考えておけるといいでしょう。
加えて子どもがいる世帯であれば、教育にかかる費用を考慮する必要があります。
特に子どもが学校に通うようになると、授業で急に必要なものが出てくることもあります。習い事や交際費の出費、けがや病気のリスクも増えるため、夫婦のみの世帯よりも 10万〜20万円ほど余裕を持って貯金しておきましょう。
まとめ
今回は、急な出費についての対策を解説しました。
いつ起こるか予測できない出費は、どのタイミングで起こっても対応できるだけの備えをしておくことが大切です。目的を持って貯めている貯蓄と並行して、備えるための貯蓄も毎月コツコツ続けていきましょう。ボーナスが入るのであれば、一括で貯めておくこともおすすめです。
出典
株式会社ビズヒッツ 急な出費で困ったことに関する意識調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部