更新日: 2023.03.21 その他家計
【自炊vsお総菜】「コロッケ」は買ったほうが安い? 一人暮らしなら「揚げ物」は買うべき?
この記事では、それぞれの値段の比較、また、それぞれのメリットやその理由なども説明します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「自炊VS総菜」コロッケの値段比較
それでは、人気の高いポテトコロッケで比較してみましょう。
自炊する場合
コロッケを6個作る場合、ジャガイモ3個、玉ねぎ1個、卵1個、調味料などの材料費が250円程度です。さらに、ジャガイモをゆでたり、揚げたりするので電気代やガス代もかかります。これを40円と見込むと、全部で290円になります。1個当たり48.3円という計算です。
スーパーで総菜を買う場合
一方、スーパーなどで売られているポテトコロッケは、1個当たりの値段は20~30円が相場のようです。数値化できる値段を物理的に比較した場合、スーパーで総菜を買うほうに軍配が上がります。また、忘れていけないのは、料理を作るのに必要となる「時間」というコスト。総合的にみて、やはりコロッケは買うほうがお得のようです。
それぞれのメリットとその理由
それでは、次に総菜を買う場合と自炊する場合のそれぞれのメリットとその理由をみてみましょう。
総菜を買う場合
・安くておいしい
スーパーでは総菜を買ってもらわないと売り上げになりません。そのため、おいしく食べてもらうよう味付けに工夫を凝らしています。あわせて、価格面もとても重要です。日常的に食べるコロッケは、安いことも絶対条件になります。
・作ったり後片付けをしたりといった面倒がない
コロッケを作る際は、ジャガイモをゆでたり、つぶしたり、また、それを成形して小麦粉、卵液、パン粉をつけて、揚げるという作業が必要です。また、後片づけもしなければなりません。買えば、こうした面倒な作業も不必要です。
・時間の節約になる
忙しいときや疲れてゆっくりしたいとき、総菜を買って帰れば、時間の節約になります。余分な時間でゆっくり湯船に漬かったり、ヨガをしたりリラックス時間にあてられます。
自炊する場合
・子どもの人数や作り置きでコスパを抑えられる
子どもが多いご家庭や翌日のお弁当の材料に使うなど、一度にたくさん作っておけば単価が安くなり、コスパを抑えることもできるでしょう。
・作る過程を楽しみたい
料理を作ることは、創作活動でもあります。創造性の豊かな人は、料理そのものを楽しむ傾向を持っているのです。このため、面倒な作業も楽しく感じることができます。
・自分好みのコロッケが作れる
スーパーのコロッケは安定したおいしさがあるものの、似たような味付けで、続いてくると飽きることもあります。しかし、自炊なら材料の組み合わせやソース、スパイスなどバリエーションは無限大。自分好みのコロッケを作れるようになります。
「自炊VS総菜」どう使い分ける
食べることは、人間の本能である食欲を満たす行為。そして、食事もコスパ最優先で考えたい。時間に追われる現代では、生活にも効率性の視点を持つことは重要です。でも、それだけでは味気なくなってしまいます。おいしい料理を食べて満足感を味わうことで、幸せな気分にもなれます。
自炊するのは、料理の奥深い世界を堪能することでもあるのです。どちらが正解ということではなく、自分の体調や状況、また、そのときどきの気分で、「今日はスーパーで買って帰ろう」「今日はおいしいコロッケを作ろう」のどちらかを選ぶといいのではないでしょうか。
食生活を豊かに楽しもう
コロッケの値段を通して、自炊と総菜を買うことをみてきました。それぞれの持つメリットがあることがわかります。「私はこれ」と決めつけずに、そのときどきの状況や気分に応じて柔軟にバランスよく暮らしに取り入れてみてはいかがですか。時間に余裕が生まれ、精神的にもリラックスできて、なおかつ豊かな食生活を楽しめます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部